人工関節は一般的に、ステム、ボール、ソケット(またはカップ)、ソケットに収まる超高分子ポリエチレンライナーの4つの独立した部品で構成されます。 関節としての機能を発揮するのに、材料は高強度かつ耐摩耗性に優れ、化学的安定性が高くかつ生体適合性にも優れる必要があります。 そのため使用される材料はステンレス鋼、チタン、コバルトクロム材などの加工が難しい材料が広く使用されています。
タンガロイはこのような難削材加工を高精度かつ長寿命で加工する工具を提供し、医療機器部品の生産性の向上に貢献します。
AH8000は耐熱鋼/耐熱合金加工用PVD材種です。コーティング膜には高Al含有膜を採用し耐摩耗性を向上させています。またこの膜をナノレベルで積層することで耐欠損性も同時に向上させ、耐熱合金加工での安定した長寿命を達成します。
AH8015は耐摩耗性と耐欠損性のバランスに優れた超硬母材を採用し、耐熱合金加工向けの第一選定材種です。
AH8005は耐摩耗性に優れる超硬母材を採用することで耐摩耗性を高めた材種で連続加工や高い切削速度域での加工に向いた材種です。
AH8000と内部給油式旋削ホルダTungTurn-Jetを組み合わせるこことで難削材加工での更なる寿命が可能です。切れ刃に的確にクーラントを供給し、切りくず処理の改善と切れ刃の冷却を促進することで安定した寿命と寿命延長を可能にします。
MiniForce-Turn の最大の特長は多コーナ化によるコスト低減です。MiniForce-Turnは両面インサートでありながら、市場にあるポジインサートと同等の切削抵抗と切りくず処理・排出を実現する旋削インサートです。また独自の逃げ面形状によるダブテイルクランプ仕様によりインサート保持力が高く、信頼性の高い加工が可能です。
TungMeister はヘッドxシャンクでの組み合わせが13,000通りの豊富なバリュエーションを持つヘッド交換式エンドミルです。独自のヘッド締結機構により迅速なヘッド交換が可能で取付け精度にも優れます。
SolidMeister はサイズや形状のラインナップが豊富なソリッドエンドミルシリーズです。
ボーンスクリューは、最も普及している整形外科用インプラントの 1 つです。 多くののボーンスクリューは、優れた機械強度と生体適合性に対する厳しい要件のために、ステンレス鋼またはチタン合金でできており、ねじの形状・ピッチ、長さが異なるさまざまなねじがあります。
ボーンスクリューは自動盤で加工されるケースが多く、タンガロイは自動盤用工具のラインナップを近年強化しています。
MiniForce-Turnは両面インサートでありながら、市場にあるポジインサートと同等の切削抵抗と切りくず処理・排出を実現する旋削インサートです。また独自の逃げ面形状によるダブテイルクランプ仕様によりインサート保持力が高く、信頼性の高い加工が可能です。