タービンブレードは航空機エンジンの主要部品の1つで、「ブレード」と呼ばれる多数の羽根で構成されています。ブレードは高温ガス噴流の中で大きな力を受けながら高速回転するという過酷な環境に晒されるため、材料には高い耐熱性と高強度を持つ耐熱合金が用いられ、また高い精度も求められることから加工難易度の高い部品加工の1つにあげられます。
耐熱合金の中でも、ニッケル基合金であるインコネルやワスパロイなどの先端素材は、その優れた材料特性の反面、難削性が高く使用する工具は著しく消耗します。
タンガロイ独自の工具形状と材料技術による最新切削工具は、加工難易度の高い耐熱合金加工における生産性向上と工具費削減に貢献します。