アルミ加工用超高能率仕上げカッタ
新刃先調整機構により超多刃カッタを簡単セッティング
使用用途 & 特長
使用用途
特長
1. 超多刃PCD カッタ
多刃化による高能率加工を実現
2. 高速回転時の安全性向上
遠心力によるインサートの動きを抑制
新刃先調整機構“カムアジャスト”
1 本の専用カム形状レンチのみでインサートの取付/ 調整が可能
インサート & 材種
インサート
材種
カッタ
加工事例
事例 #1
自動車産業
加工部品名: | ホイストボディ |
被削材: | ADC12 |
カッタ: | TPYD06J080B25.4R16 (ø80 mm, z = 16) |
インサート: | YDEN0603PDFR-D |
材種: | DX110 |
切削条件: | Vc = 2011 (m/min) fz = 0.1 (mm/t) Vf = 12800 (mm/min) ap = 4/1 (mm) ae = 5 – 20 (mm) 加工形態: 正面フライス削り 切削油: 外部給油 使用機械: 立形M/C, BT50 |
事例 #2
自動車産業
加工部品名: | クランクケース |
被削材: | ADC12 |
カッタ: | TPYD06J100B31.7R22 (ø100 mm, z = 22) |
インサート: | YDEN0603PDFR-D |
材種: | DX110 |
切削条件: | Vc = 3142 (m/min) fz = 0.09 (mm/t) Vf = 20,000 (mm/min) ap = 4.5/1.5 (mm) ae = 10 – 70 (mm) 加工形態: 正面フライス削り 切削油: 内部給油 使用機械: 立形M/C, BT40 |
事例 #3
自動車産業
加工部品名: | カムハウジング |
被削材: | ADC12 |
カッタ: | TPYD06型特殊品 (ø61 mm, z = 10) |
インサート: | YDEN0603PDSR-D |
材種: | DX110 |
切削条件: | Vc = 1916 (m/min) fz = 0.11 (mm/t) Vf = 11400 (m/min) ap = 0.5 (mm) ae = – 5 (mm) 加工形態: 正面フライス削り 切削油: 内部給油 使用機械: 立形M/C, BT30 |
標準切削条件
ISO | 被削材 | 材種 | 切削速度 Vc (m/min) |
刃当り送り fz (mm/t) |
---|---|---|---|---|
鋳造アルミ合金/ダイキャスト (Si < 13%) |
DX110 | 500 – 4,000 | 0.05 – 0.2 | |
鋳造アルミ合金/ダイキャスト (Si ≥ 13%) |
DX110 | 200 – 800 | 0.05 – 0.2 | |
アルミ合金 (1000 – 7000 series) |
DX110 | 500 – 4,000 | 0.05 – 0.2 | |
銅合金 | DX110 | 200 – 500 | 0.05 – 0.2 |
- 切削条件は、被削材剛性や機械剛性、切込み量に応じて調整が必要です。下記の加工可能領域図を参照してください。
- 面粗度向上にはさらい刃(-WD)、バリ抑制にはバリ取りさらい刃(-BD)を併用してください。
- アルミ・銅合金加工では湿式加工(水溶性切削油) を推奨します。