工具選定時のQ&A

工具選定時のQ&A

「左ねじを加工したいが左勝手の工具が見つからない。」

 

 

「右勝手工具でも、加工する時の工具送り方向を変えれば左ねじを加工できます。右ねじを加工する方法を“押し加工”、左ねじの加工方法を“引き加工”と呼びます。ボルトの回転=ワークの回転方向、ナットの進行方向=工具の進行方向と考えると、ワークの回転と工具送り方向が理解しやすいです」

注) 右勝手の工具による引き加工で左ねじを切る場合、シムを変更する必要がありますのでご注意ください。

※ねじの勝手に関してはこちらから確認頂けます

「右勝手工具で左ねじを加工する際に、メーカーから敷き金交換を推奨されたが何故か?」

 

 

「右勝手工具で左ねじを加工する際は敷き金交換が必要です。ねじの傾き(リード角)に合わせてインサートを傾けないと、インサート逃げ面がねじれ溝と接触する可能性があります。」

 

敷き金交換の手間を省きたい場合は、TetraMiniCutを使うと部品交換が不要です。

TetraMiniCutのインサート逃げ面は、中心に向かって傾いているので、”右ねじ“と”左ねじ“が同一工具で加工が可能です。

TetraMiniCut製品ページはこちら

「内径バイトのDMIN (最小加工径) で加工可能なねじサイズは?」

 

 

「工具選定の前にめねじ内径の確認をお願いします。“めねじ内径>最小加工径DMIN” の状態でなければ、工具が干渉します。工具選定時はめねじ内径と各内径バイトの最小加工径のご確認をお願いいたします。」

※工具選定方法:内径ねじ切り~普通刃(さらい刃無しインサート)編はこちら

※工具選定方法:内径ねじ切り~さらい刃付きインサート編はこちら

「センタを使ったまま、少しでも細いねじを加工したい。」

 

 

「TetraMiniCutを使うと、センタへの接近性が改善します。」

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「加工終端部ギリギリまで、ねじ溝を加工したい。」

 

 

「TetraMiniCutを使うと、加工終端部の不完全ねじ部を世界最短レベル(※当社調べ)になります。」

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