鉄道や道路トンネル、建築物の基礎工事が進む中、初期にはシルトや砂用に使用された超硬合金も、次第にレキや岩盤などの難掘削の時代になり、超硬ビットは欠くことのできない工具となりました。近年は、都市整備・再開発が進み、また災害対策や環境対策の必要性が増しています。タンガロイは、新たな時代の一役を担えるよう、たゆまぬ研究と開発に努めています。
1. シールドトンネルビット
当社では数多くの経験、実績から最適設計化を図り、掘削性と耐久性に優れたビットが国内最大級のシールド掘進機に数多く採用されています。
アクアライン海ほたるモニュメント
国内最大級シールド堀進機(Φ16m)
トンネル掘削は大深度・大口径化により長距離掘削が主流となり、ビットの耐摩耗性が必要不可欠となってきました。長距離掘削に対しては高硬度材種を採用したビットの開発、また地中に埋没する障害物(鉄筋等)の切削が可能なビット開発にも積極的に取り組んでいます。
メインビット
先行ビット
2. 基礎工事用ビット
ロータリーパーカッション用ビット
アンカー工事を中心に用途・地質に合わせたビットを提供しています。軟弱地盤、粘性が高い地質にはスライム排出性に優れたビット、超硬岩にも対応したビットを開発しています。
インナービット
アウタービット
アースオーガビット
地盤改良、連続壁、建築物基礎、橋梁架設など広範囲の掘削工事に使用され、軟弱層から礫・鉄筋・鉄骨などの掘削に採用されています。
平ビット
剣先ビット
着脱ビット
コニカルビット
アースオーガービットで掘削が困難と想定される工事に採用されています。礫・玉石・岩盤層に適したビットです。
ユニカルビット、ホルダー
ケーシングビット
岩盤などの硬質地盤では高硬度、礫や玉石など衝撃をともなう地盤では高靭性の超硬材種(分類:E2~E5)を適用しています。
(材種別塗装)
E2:ゴールド
E3:グリーン
E4:オレンジ
E5:シルバー