90度直角肩加工用をø250mmまで拡大。さらに切込み角60度の平面加工用を追加
株式会社タンガロイ(社長:木下聡、本社:福島県いわき市好間工業団地11-1)は、縦インサートタイプの採用で、剛性が高く重切削に適した直角肩加工用カッタ『TecMill』(テック・ミル)に最大径φ250mmの大径タイプを拡充。さらに同じインサートを使用可能な切込み角60度の平面重切削用カッタを新たにラインアップに加え、2022年4月4日より全国で発売を開始します。
製品情報
■特長
『TecMill』は、中~大型機械での重切削、荒加工に最適な直角肩加工用カッタシリーズです。刃先強度の高い縦インサート型を採用し、さらにポケットが小さく工具剛性も高いことから、重切削においても安定した高能率加工を実現します。これまで、加工径ø32~ø125mmに対応するボディをラインナップしていましたが、この度工具径φ160~φ250mmを新たに追加しました。
また、従来と共通のインサートを使用でき、60度の切込み角を持つ平面加工用カッタも新たにシリーズ化します。『TecMill』の特長である縦インサートタイプを継承したことで、非常に高い刃先強度を備え、最大切込み12mmでの重切削が可能です。工具径はø100~ø250mmを設定しており、取り代の大きな平面の重切削用に効果的です。
どちらのタイプにも敷金を搭載しましたので、万が一インサートが欠損してもボディへの影響を最小限に抑えることができ、非常に信頼性に優れた仕様です。
使用するLMMU16-MJ形インサートは、両面仕様4コーナタイプで経済性も優れます。材種には、高い欠損性を誇る鋼・ステンレス用最新材種『AH3135』をはじめ、ステンレス鋼用として定評のある『AH140』材種のほか、鋳鉄や難削材など幅広い被削材に対応する『AH120』と『AH725』、鋼・ステンレスの高速加工に最適な『T3225』、鋳鉄用『T1215』をラインアップしています。
このように、『TecMill』シリーズは、大径の直角肩加工用だけでなく、平面の重切削用としても高い性能を発揮し、お客様の加工コスト低減に大いに貢献いたします。
■主な形番、標準価格
TGM16R100M31.7-06SA | 128,000円(税込み140,800円) |
TGM16R250M47.6-12SA | 328,000円(税込み360,800円) |
TGM16R160M40.0E08SA | 187,000円(税込み205,700円) |
TPM16R160M50.8-08SA | 187,000円(税込み205,700円) |
TPM16R250M60.0E12SA | 328,000円(税込み360,800円) |
計16アイテム