仕上げ加工用、中切削加工用チップブレーカで、あらゆる加工形態で優れた切りくず処理性を発揮
株式会社タンガロイ(社長:木下聡、本社:福島県いわき市好間工業団地11-1)は、次世代鋼旋削加工用CVD材種『T9200』シリーズに、新たに仕上げ加工用PS形、中切削加工用PM形の2種類のチップブレーカを追加し、2021年6月14日より全国で発売を開始します。
製品情報
■背景と概要
『T9200』シリーズは、鋼旋削加工において驚異的な安定性と長寿命を実現するCVD材種として好評をいただいています。
この度、『T9200』シリーズのネガティブインサートに新しいチップブレーカとして、仕上げ加工用PS形、中切削加工用PM形をラインアップし、さらに幅広い加工形態に対応できるようにします。
仕上げ加工用PS形は、インクリネーション付き切れ刃と新設計ブレーカ形状により、特に低切込みでの加工において、非常に優れた切りくず処理性能を発揮します。さらに独自の三次元ブレーカ形状ですくい面に発生するクレータ損傷の進行を抑制し、切りくずが厚くなりやすい高送り加工においても安定した長寿命を実現します。
中切削加工用PM形は、切れ刃形状の最適化と適度な大きさの切りくずポケットにより、非常に幅広い範囲の切削条件で抜群の切りくず処理性を発揮する、高い汎用性を備えたチップブレーカです。
これら二つの新チップブレーカは、従来のメインチップブレーカである仕上げ用TSF形、中切削用TM形を補完し、TSF形、TM形とのコンビネーションにより、さらに広範囲な加工領域に対応します。
■主な形番、標準価格
CNMG120408-PS T9215 | 940円(税込み1,034円) |
DNMG150408-PM T9225 | 1,300円(税込み1,430円) |
WNMG080412-PM T9215 | 940円(税込み1,034円) |
計84アイテム