TungMeisterのTスロットヘッドにAH715を拡充

株式会社タンガロイ(社長:木下聡、本社:福島県いわき市好間工業団地11-1)は、ヘッド交換式エンドミル『TungMeister』のTスロットヘッドに、耐摩耗性と耐欠損性に優れる第一推奨の汎用材種AH715を拡充、2026年10月26日より全国で発売します。多彩なヘッド形状とシャンクで、段取り時間短縮と高精度・長寿命の両立が実現できます。

加工課題やマーケットの状況

自動車部品やツーリング関連部品、一般機械部品の製造現場では、Tスロットカッターによる溝加工が重要な工程です。これまで使用されてきたHSS工具や超硬ろう付けタイプのTスロットカッターは、工具寿命の短さが課題となっていました。加工中の頻繁な交換やメンテナンスが生産効率に影響を及ぼし、コスト増加の要因にもなっています。こうした背景から、より耐久性が高く、長寿命な切削工具のニーズが高まっています。タンガロイではこれらの課題に対応し、ユーザーの生産現場での効率向上とコスト削減を実現する製品開発を進めています。

製品概要

TungMeisterは、高精度かつ高能率な加工を実現するヘッド交換式エンドミルシリーズです。50種類以上のヘッド形状と多様な材質のシャンクをラインナップし、工具径5〜32mm に対応。ヘッドとシャンクの組み合わせは25,000通り以上にのぼり、幅広い加工用途をカバーします。工具交換が簡単で繰り返し精度に優れており、段取り時間を短縮しながら安定した切削性能を発揮します。

製品の特長と便益

特長1:耐摩耗性と耐欠損性に優れるAH715コーティングの採用
・第一推奨のPVDコーティング材種であるAH715を使用し、高い耐摩耗性を実現。
・優れた耐欠損性により、工具の刃先損傷を抑制。加工が安定することで、工具寿命が大幅に延長、交換頻度の削減とコスト低減を実現。
・多種多様な加工方法や被削材に対応し、幅広い用途で効率的な加工が可能。

特長2:高速切削対応による生産性向上
・HSS工具や超硬ろう付けタイプのTスロットカッターと比較して、高速切削が可能に。
・高速切削により加工時間が短縮、全体の生産性が大きく向上。

切削性能

■ 寿命比較

シャンク VSSD10L070S06-C
ヘッド VST177W3.00R020-3S06 AH715
被削材 SCM440
切削速度 Vc = 90 m/min
刃当り送り fz = 0.08 mm/t
切込み ap = 2.5 mm
切削幅 ae = 1.9 mm
使用機械 立形 M/C, BT40
切削油 乾式

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