TungMeisterの平面加工用ヘッドに非鉄金属加工向けの刃型を拡充

株式会社タンガロイ(社長:木下聡、本社:福島県いわき市好間工業団地11-1)は、ヘッド交換式エンドミル『TungMeister』の平面加工用ヘッドに、非鉄金属加工向けの刃型を追加し、2026年7月27日より全国で発売を開始します。

加工課題やマーケットの状況

非鉄金属部品の加工において、汎用的なソリッドエンドミルの底刃を使用して平面加工するケースがあります。しかし、底刃にはすかしが設けられているため、加工面の仕上がりが十分に得られず、加工面品位の向上が課題となっています。さらに、小径工具の場合刃数が少ないため、特に自動盤によるDカット加工やHカット加工などの量産加工では、加工面品位と加工能率の両立が求められます。
また、モーターケースなどの加工では、合わせ面額縁加工とケース内部の座面加工において、大径フライスと小径工具を使い分ける必要があり、工具交換の増加によるサイクルタイムの長期化も課題となっています。

製品概要

TungMeisterは、高精度かつ高能率な加工を実現するヘッド交換式エンドミルシリーズです。45種類以上のヘッド形状と多様な材質のシャンクをラインナップし、工具径5〜32mm に対応。ヘッドとシャンクの組み合わせは25,000通り以上にのぼり、幅広い加工用途をカバーします。工具交換が簡単で繰り返し精度に優れており、段取り時間を短縮しながら安定した切削性能を発揮します。

特徴的なヘッドの1つに平面加工用のヘッドがあります。従来は鋼・ステンレス鋼等の加工に対応していましたが、このたび新たに非鉄金属加工向けを追加します。

製品の特長と便益

特長1:非鉄金属加工に最適化した刃型で、高品位な加工面を実現
– 平面加工専用に設計された刃型で、正面切れ刃に配置したさらい刃により、優れた加工面品位を実現
– 非鉄金属加工に適した大きなすくい角と鋭利な切れ刃により、切削抵抗を低減し、安定した切削を実現
– 大きな切りくずポケットを採用し、切りくずの噛み込みを抑制することで、加工面品位の向上に貢献

特長2:小径・多刃仕様による高能率加工
– 汎用は工具径ø10 mmから、非鉄金属加工向けは工具径ø12 mmからラインアップし、小径でありながら6枚刃仕様を採用することで、高い送り速度での高能率加工が可能
– 自動盤でのDカット加工やHカット加工を含む小物部品の量産加工において、汎用的な4枚刃のソリッドエンドミルと比較して、加工面品位と加工能率向上の両立に貢献
– 高能率加工と安定した切削性能により、量産現場の生産性向上に寄与

特長3:1本で複数工程に対応し、工具集約を実現
– 小径フライス工具の特長を活かし、モーターケースなどの合わせ面額縁加工に加え、ケース内部の座面加工にも対応
– 大径フライス工具では加工が難しい箇所にもアプローチでき、加工範囲を拡大
– 1本の工具で複数の加工をカバーすることで、工具集約による段取り時間の削減と生産性向上に貢献

切削性能

■ 加工面品位

シャンク VSSD16L065S08-S
ヘッド VFLC2000S06R04S08 KS15F (ø20 mm)
被削材 A5052
切削速度 Vc = 500 m/min
刃当り送り fz = 0.05 mm/t
テーブル送り Vf = 2,390 mm/min
(他社品:1,195 mm/min)
切込み ap = 0.5 mm
切削幅 ae = 14 mm
使用機械 立形 M/C (BT50)
突出し長さ 25 mm (他社品:60 mm)
切削油 湿式

成功事例

生産性の向上

VFLCヘッドは、シャープな切れ刃とさらい刃を有しており、優れた加工面品位を保ったまま、加工能率を2.7倍とした。

産業 一般機械部品
加工部品 機械部品
ISOコード N – 非鉄金属
被削材 ISO-A7075
工作機械 マシニングセンタ
加工分類 転削加工
加工形態 平面加工
製品名 TungMeister
TSR No. 5653M

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