既存の加工機を、簡単に小径高速加工機へ!

7MPaの高圧切削油で駆動する高速スピンドル「HPC SpinJet」発売

株式会社タンガロイ(社長:木下聡、本社:福島県いわき市好間工業団地11-1)は、最大7MPaまで使用可能な、切削油駆動の高速スピンドル『HPC SpinJet』(HPCスピンジェット)を、2020年10月30日より全国で発売を開始します。

製品情報

No. 428S1-J 

■開発背景と特長

『HPC SpinJet』は、センタースルー機構付きの工作機械において、切削油を供給するだけで、35,000min-1程度の回転数を得られる高速スピンドルです。『HPC SpinJet』は、切削油によって内臓タービンを駆動し、工具を回転させます。そのため電動モータ式のような電源の接続が不要で、ATCも可能ですので無人の連続運転にも対応します。

今回発売の『HPC SpinJet』は、最大7MPaの切削油圧での使用が可能で、最大回転数は45,000min-1を誇ります。また、タービンおよびベアリングの最適化を図り、従来品よりも高いトルクが発生しますので、ø3mmの工具まで使用可能です。
このように、『HPC SpinJet』を使用することで、同一ワーク内で小径工具による微細加工が必要な際にも、設備の変更による載せ替えが不要で、生産効率を格段に向上させます。

■『Spinjet』の特長

  1. 取り付けるだけで、既存の加工機が小径高速加工機に
    機械の買い替えや設備の変更など大掛かりな対応をせず、主軸に取り付け切削油を供給するだけで高速加工機に生まれ変わります。
  2. 実回転数は無線でモニタリング
    回転数をモニターするために無線機を搭載。小型の専用モニターで、離れた場所から実回転数を確認できます。

■主な形番、標準価格

TJSHPCBT40
TJSHPCER32
TJSHPCHSKA63
TJSHPCCAT40
TJSHPCC6
TJSHPCST20