クーラント圧駆動の高速スピンドル『SpinJet』 小型タイプを追加

自動盤やBT30機でも使用可能で、小径工具での高速加工を実現

株式会社タンガロイ(社長:木下聡、本社:福島県いわき市好間工業団地11-1)は、クーラント(切削油)を駆動源とする高速スピンドル『SpinJet』に小型タイプを追加し、2024年6月24日より全国で発売を開始します。

■製品の特長

  • 『SpinJet』は、クーラント(切削油)の吐出圧で専用タービンを回転させる高速スピンドル。
  • 小径のドリル、エンドミルによる高速回転、高能率加工を実現。
  • クーラント(切削油)の吐出圧による回転のため、電動モータのような電源の接続が不要。
  • クーラントは刃先近傍へも吐出、確実に切れ刃を冷却。
  • BT40、HSKA-63、PSC C6等の各種インターフェースを準備し、工作機械へ直接取り付けが可能。

■拡充品のポイント

  • 高速スピンドル『SpinJet』シリーズに小型タイプを追加。
  • ø10mmのシャンクを持ち、スプリングコレットチャックやハイドロチャックで把持して使用。
  • 全長約60mm、最大径約30mmと小型。治具や部品等の干渉によって通常の工具が届かない箇所でも対応可能。
  • マシニングセンタ等だけでなく、自動盤のように狭小な空間の機械でも使用可能。
  • 機械主軸と同じ工具軸の「TJS M00形」と、機械主軸に対して90度の工具軸を持つアングルヘッドタイプの「TJS M90形」の2タイプを設定。
  • 1.5〜4MPaのクーラント圧で回転数18,000〜40,000min-1を発生。
  • 使用可能工具径は、穴あけ加工最大2.0mm、エンドミルは最大3.5mmに対応可能。

■おすすめのユースケース

  • ø1mm程度のエンドミル加工において、部品形状が複雑で工具が届かない、機械の主軸回転数が最大10,000min-1で速度が上がらない場合。
  • 自動盤の部品加工で、ø1mm以下のエンドミルを使用したいが、機械の回転主軸では速度が上がらず、能率・寿命が低い場合。

■主な形番、標準価格

TJS M00-3.0 オープン価格
TJS M90-3.0 オープン価格

計2アイテム

■製品カタログはこちら

No. 428S2-J

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SpinJet(スピン・ジェット)