焼入れ鋼の旋削加工で、抜群の切りくず処理性能と寿命延長を実現
株式会社タンガロイ（社長：木下聡、本社：福島県いわき市好間工業団地11-1）は、焼入れ鋼の低切込み領域で抜群の切りくず処理性能を発揮するHPチップブレーカ付きCBNインサートに、革新的なろう付け形状を採用した両面使用可能な『WavyJoint』仕様を追加し、2021年11月1日より全国で発売を開始します。
製品情報
■HPチップブレーカの特長
HPチップブレーカは、焼入れ鋼の旋削加工において、切込み0.2mm以下の領域で抜群の切りくず処理性能を発揮するチップブレーカです。切れ刃とブレーカの位置を離して設計したことで、すくい面摩耗を抑制しインサートの寿命延長に貢献します。また切削抵抗を低く抑える刃先仕様で、ワークの変形やびびりの発生も抑え安定加工を実現します。
今回、このHPチップブレーカに、CN形、D N形、T N形、V N形の両面使用可能な『WavyJoint』仕様インサートを拡充します。『WavyJoint』仕様インサートは、革新的なろう付け形状を採用し、ろう付け面積を160%、またCBN焼結体の体積を200%増加させたことにより、焼入れ鋼の旋削加工での安定性が飛躍的に向上し、工具寿命の大幅な延長が可能となります。さらに、CN形にはワイパー切れ刃付きも設定し、仕上げ加工での加工面品位向上に威力を発揮します。
材種には、低速～中切削速度領域において連続から断続加工までカバーする汎用性に優れたBXA20、高い耐摩耗性で特に焼入れ鋼の連続加工において圧倒的な信頼性と長寿命を発揮するBXA10を設定。焼き入れ鋼加工における生産性向上に一役買います。
■主な形番、標準価格
| 4QS-CNGG120408-HP BXA20 | 13,000円（税込み14,300円） |
| 6QS-TNGG160408-HP BXA10 | 16,700円（税込み18,370円） |
計20アイテム
