BallFinishNoseに三次元曲面仕上げ用 バレルタイプインサート登場!

三次元曲面の高能率仕上げ加工に最適

株式会社タンガロイ(社長:木下聡、本社:福島県いわき市好間工業団地11-1)は、三次元曲面や複雑形状の仕上げ加工用刃先交換式エンドミル『BallFinishNose』(ボール・フィニッシュ・ノーズ)シリーズに、さらに高能率な仕上げ加工を可能にする「バレルタイプインサート」を拡充し、2022年10月31日より全国で発売を開始します。

製品情報

No. 431S1-J 

■概要

『BallFinishNose』は、金型の意匠面や、航空機部品等の複雑な形状の仕上げ加工に最適な工具です。インサート底面を左右非対称としたクランプ機構を備え、高い刃先位置の繰り返し精度と着座安定性によって、優れた仕上げ面品位と安定した長寿命を実現し、好評をいただいています。

この度『BallFinishNose』シリーズに、三次元曲面の高能率仕上げ加工用としてバレルタイプインサートを拡充しました。バレルタイプは樽(バレル)のような大きな曲率半径の円弧切れ刃を有するインサートです。同じ工具径のボールタイプインサートに比べて切れ刃の曲率半径が大きくなっていることから、ピックフィードを長くしてもパス間の段差(カスプ高さ)が変わらず、その分パス数を減らせるので大幅な加工能率の改善が可能となります。

このバレルタイプは、従来の『BallFinishNose』シリーズのエンドミルボディと共用できます。工具径φ12~φ30mmに対応しており、φ12mmでバレルタイプはR=30mmの設定、φ30mmではバレルタイプはR=75mmの設定となります。

従来の『BallFinishNose』シリーズと同様、インサート上面に切削油の供給溝を設けていますので、刃先に確実に切削油が供給され安定した長寿命を実現します。
また、バレルタイプには最新の『CH315』材種を設定。極めて高い耐摩耗性を示す最新PVDコーティングと耐欠損性に優れた専用母材との組合せによって、三次元曲面の仕上げ加工において驚異的な長寿命を実現します。

このバレルタイプインサートの追加によって、『BallFinishNose』シリーズは、多様な加工形態に対応できる工具として、三次元曲面をはじめとする複雑形状の仕上げ加工に幅広くご使用いただけます。

■主な形番、標準価格

ZFCBM120R300-MM CH315 10,900円(税込み11,990円)
ZFCBM200R500-MM CH315 11,900円(税込み13,090円)
ZFCBM300R750-MM CH315 16,700円(税込み18,370円)

計5アイテム