日本機械工具工業会賞「技術功績賞」2件受賞

令和五年度 日本機械工具工業会賞『技術功績賞』を2件受賞致しました。

高能率旋削工具ADD Multi Turnの開発

 

新規性

本開発品は、外径・端面のみならず、倣い・ヌスミ・仕上げ加工なども可能な高能率旋削工具である。

ポイント

従来ISO工具に対し、後挽き高送り加工による生産性の向上が大きな狙いであるが、新しいインサート形状とクランプ機構の採用により、前挽きとの交互加工および倣い・ヌスミ・仕上げなどの多方向加工に対応し、安定性が向上したことによって、非切削時間や工具管理本数の削減も提案できる。6コーナインサートであり、環境にも配慮している。

高能率工具「Add Force Barrel」の開発

 

新規性

高精度インサートおよび高精度クランプ機構による長寿命化と、多刃仕様による高能率化を実現する。

ポイント

金型やブレード等の中仕上げ・仕上げ工程では、加工しろが小さいため、工具の振れ精度が寿命に大きな影響を与える。インサートの拘束基準に工夫を加えることで、切れ刃精度の向上を達成した。  また、独自の切れ刃配置とダブテイルクランプ機構を採用することで、インサートを小型化し、工具の多刃化を可能にした。