加工時のQ&A(転削)

加工時のQ&A(転削)

「ねじ検査時に、止り(Not Go)ねじゲージが入ってしまう。」

 

 

「ねじれ溝を深くまで加工し過ぎてます。工具のヘリカル径を小さくするか、工具径オフセットを使って刃先位置を径小側に調整し、ねじれ溝の深さを調整してください。」

「ねじ検査時に、通り(Go)ねじゲージが入らない。」

 

 

「ねじれ溝を深さが足りません。工具のヘリカル径を大きくするか、工具径オフセットを使って刃先位置を径大側に調整し、ねじれ溝の深さを調整してください。」

「タップ加工後のバリを無くしたい。」

 

 

「スレッドミルへの変更をおすすめします。スレッドミルはバリの少ない加工が可能です。以下の写真は、Rc1のテーパねじを加工した実例です。」

 

「タップ加工面のムシレを改善したい。」

 

 

「スレッドミルへの変更をおすすめします。スレッドミルはムシレの少ない加工が可能です。以下の写真は、Rc1のテーパねじを加工した実例です。」

 

「タップ加工時の工具への切りくず巻き付きを改善したい。」

 

 

「スレッドミルへの変更をおすすめします。スレッドミルは非連続加工のため切りくず処理に優れます。」

 

「加工中に大径ねじ用やテーパねじ用タップが抜ける。」

 

 

「スレッドミルへの変更をおすすめします。スレッドミルは肩削り加工のためトルクの小さな加工が可能です」

 

「タップ加工のため油性の切削油を使用中だが、可能ならば水溶性切削油に変更したい」

 

 

「スレッドミルへの変更をおすすめします。バニシング(工具と被削材間の摩擦)が大きいタップ加工に対し、スレッドミルは肩削り加工のためバニシングが小さく水溶性切削油でも工具寿命に影響を大きく及ぼしません。」