インサートタイプ、刃数違いカッタボディを拡充
株式会社タンガロイ(社長:木下聡、本社:福島県いわき市好間工業団地11-1)は、アルミの超高速加工用カッタ『TungSpeed-Mill(タングスピード・ミル)』シリーズに、PCDインサートとカッタボディのアイテムを拡充し、2021年5月10日より全国で発売を開始します。
製品情報
■拡充品の特長
日刊工業新聞社主催2019年超モノづくり部品大賞「機械・ロボット部品賞」を受賞した『TungSpeed-Mill』は、PCDインサートと超多刃仕様のカッタボディを組合わせ、アルミの高速高能率加工を実現しています。
今回、PCDインサートタイプを増やし、同時に刃数違いのカッタボディも拡充することで、より適用範囲が拡大しました。
- インサート
- 従来のチャンファタイプに加えて、以前から要望の多かったコーナRタイプを標準化しました。これによって、立壁の隅にR指定のある加工物等への対応が可能となります。
同時に切れ刃長を長くしたLDタイプを設定。これは湯口や鋳造ゲート等、切込みが極端に大きくなる部位の加工などに適しています。このLDタイプインサートは主切れ刃(外周切れ刃)とチャンファ部に刃先処理(ホーニング)を施して切れ刃を強化しており、大きな切込み部の加工でもチッピングや欠損が起きにくくなります。
- 従来のチャンファタイプに加えて、以前から要望の多かったコーナRタイプを標準化しました。これによって、立壁の隅にR指定のある加工物等への対応が可能となります。
- カッタボディ
- 超多刃PCDカッタボディシリーズに、刃数を少なくした仕様を追加しました。これによって多くの選択肢から、加工幅やワーク剛性等の違いにより変動する加工状況に応じた最適な工具を選べるようになりました。
■『TungSpeed-Mill』の特長
- PCDインサートを使用し、アルミの超高能率加工を実現
- PCDインサートと超多刃仕様のカッタボディを組合わせた、アルミの超高速・高能率加工用カッタシリーズです。輝きのある高い加工面品位を実現するさらい刃インサートや、バリの発生を最小限に抑えるバリ取りさらい刃も設定しており、幅広いアルミ部品の超高能率加工を実現します。
- 新刃先調整機構「カムアジャスト」でセッティング時間を短縮
- 新刃先調整機構「カムアジャスト」を採用。専用レンチ1本で刃先高さ調整、インサートの締付けが可能で、調整時間を大幅に短縮できます。この専用レンチに刃先高さ調整機構を組込むことでボディ構造を簡素化。ø100mm工具で22切れ刃という超多刃仕様を実現しました。
■主な形番、標準価格
インサート
YDEN060304PDFR-D DX110 | 8,450円(税込み9,295円) |
YDEN060308PDFR-D DX110 | 8,450円(税込み9,295円) |
YDEN0603PDCR-LD DX110 | 10,100円(税込み11,110円) |
カッタボディ
EPYD06M050C32.0R06 | 117,300円(税込み129,030円) |
TPYD06J080B25.4R10 | 164,200円(税込み180,620円) |
TPYD06J125B38.1R14 | 247,500円(税込み272,250円) |
計13アイテム