小径高送りカッタ『TungForceFeed』（タング・フォース・フィード）工具径拡充

■背景

工具径ø8からø16での成功をさらに幅広い用途へと範囲を広げるため、ø20, ø25を拡充しました。これにより、低切込み領域における加工能率の向上が可能になります。

また低切削条件かつ工具寿命が短い難削材の加工においては、小型インサートを使用した多刃設計により、加工能率が大幅に向上します。航空機や重工業に関わる難削材加工で特に効果を発揮します。

■『TungForceFeed』の特長

小径高送りカッタ『TungForceFeed』は、幅広い用途において高能率かつ安定加工を実現します。

1. 能率アップで、加工時間を短縮
   • インサートの大きなすくい角とポジティブインクリネーションにより、切削抵抗を下げ、さらに大きなすくい角により切りくず処理性を向上させています。そのため従来品よりも広い切削領域で使用することができ、多刃設計との相乗効果で、従来工具と比較して1.3～1.5倍（当社調べ）の高能率加工を可能にします。
2. 安定した加工を実現
   • 類似製品よりも10％程度コーナ部を厚く設計したことで、耐欠損性アップに成功しました。また扱いやすく高強度なクランプねじの採用で強度が約1.5倍に向上したことで、ねじの破損を防止し小径工具でも安定加工が可能です。

■主な形番、標準価格

カッタボディ