ヘッド交換式ドリル『DrillMeister』用円筒シャンクボディTID-R形を拡充

工具径ø6.0mm～9.9mmに対応可能に

株式会社タンガロイ（社長：木下聡、本社：福島県いわき市好間工業団地11-1）は、ヘッド交換式ドリル『DrillMeister（ドリル・マイスター）』シリーズおいて、工具径ø6.0mm～9.9mmに対応する円筒シャンクボディ「TID-R形」を拡充し、2021年6月30日より全国で発売を開始します。

『DrillMeister』シリーズは、ソリッドドリルを超える加工能率と工具コスト低減を実現するヘッド交換式ドリルです。

これまでTID形ボディの円筒シャンクタイプ、「TID-R形」では最小径が10.0mmとなっていました。今回、この「TID-R形」に工具径ø6.0mm～9.9mm、L/D=3.5、6、8に対応するシリーズを新たに追加します。

円筒シャンクタイプの「TID-R形」は、油圧チャック、高精度コレット等との組み合わせが可能となることで、刃先の振れ精度を高く保つことができます。そのため高いセッティング精度が要求される小径工具での加工安定性向上に大きく貢献します。

また、現在超硬ソリッドドリルを使用されているお客様では、お手持ちのコレットチャックホルダを使用することができますので、『DrillMeister』シリーズの導入に際して周辺機器の追加購入が最小限で押さえられます。

さらにヘッド交換式の『DrillMeister』シリーズは工具交換が非常に容易です。ソリッドドリルの交換のように作業の習熟が不要ですので、作業者の方の負担が大幅に削減できます。

『DrillMeister』は、ソリッドドリルの切削性能と刃先交換式工具の利便性を兼ね備え、あらゆる穴あけ加工に対応するヘッド交換式ドリルです。

最小ドリル径ø6mmを実現。5種類のヘッドで多様な穴あけ加工に対応
- ヘッドの工具径はø6.0～ø25.9mmまでカバーしており、ボディはL/D=1.5～12用までシャンク形状違いを含めて10種類を標準設定しています。これにより、加工内容に合わせて適切な工具長の選択が可能です。また、汎用ヘッドDMPをはじめ、高精度加工用ヘッドDMC、刃先強化型ヘッドDMH、座繰り穴加工用ヘッドDMF、非鉄金属加工用ヘッドDMNの5種類のヘッドをラインアップ。最適なヘッド選択で生産性向上に貢献します。
再研削が不要で、工具費と管理コストを大幅に削減
- 『DrillMeister』は、ヘッド交換式のため当然再研削は不要です。常に新品の切れ刃をご使用いただけますので、高い寿命設定が可能で、併せて寿命のばらつきも非常に小さくなります。
  また、ソリッドドリルのように再研削期間を補填する大量の予備工具や、再研削&再コート作業の管理業務が一切不要になります。これにより在庫数量の適正化に加え、管理コストの大幅な削減を実現します。

計24アイテム