株式会社タンガロイ(社長:木下聡、本社:福島県いわき市好間工業団地11-1)は、溝入れ・突切り加工用刃先交換式工具『TetraForce-Cut』に、ダイレクト給油対応の16角CHPホルダを追加し、限られたスペースでも高効率加工を実現する新仕様として、2025年11月28日より全国で発売を開始します。

加工課題やマーケットの状況
小型部品加工の現場では、限られたスペースでの高効率な突切りや溝入れ加工が求められています。しかし、これまでTetraForce-Cutシリーズには、小物部品加工に最適な16角形状のCHPホルダが設定されておらず、工具選定の自由度や加工の安定性に課題がありました。こうしたニーズに応えるため、今回新たに16角CHPホルダをラインアップに追加。小型部品加工ユーザーの現場に、より高い生産性と工具寿命の向上をもたらします。
製品概要
TetraForce-Cutは、タンガロイが提供する高精度な溝入れ・突切り加工用工具です。経済性に優れた4コーナ仕様インサートと高剛性ホルダにより、安定した加工と高能率を実現します。

製品の特長と便益
特長1:すくい面からのダイレクト給油による切削性能の向上
・切れ刃近傍に直接クーラントを供給することで、切削点の冷却・潤滑効果を最大化
・切りくず排出性が向上し、切りくずの絡まりや詰まりを低減
・工具寿命が延び、安定した加工品質を長時間維持可能
特長2:段取り時間の削減による作業効率の向上
・ダイレクト給油仕様により、ホースやノズルの調整が不要
・工具交換時の段取り作業が簡略化され、段取り時間を大幅に短縮
・ラインの稼働率向上とトータルコストの削減に寄与