最大溝深さ10.0mmの外径溝入れ加工に対応38サイズシリーズを発売

高精度溝入れ・突切り加工用工具『TetraForce-Cut』シリーズのラインアップを強化

株式会社タンガロイ(社長:木下聡、本社:福島県いわき市好間工業団地11-1)は、高精度溝入れ・突切り加工用工具『TetraForce-Cut(テトラ・フォース・カット)』シリーズに、最大溝深さ10.0mmに対応可能な38サイズシリーズを追加し、2021年6月14日より全国で発売を開始します。

製品情報

No. 416S3-J 

■概要

『TetraForce-Cut』は、ユニークな形状の4コーナ仕様インサートと強固なクランプシステムにより高精度加工が可能な溝入れ・突切り工具シリーズです。

これまでは、最大溝深さ6.4mmの27サイズをラインアップしてきましたが、さらに深い溝を加工したいというご要望に応え、最大溝深さ10.0mmに対応可能な38サイズを追加します。さらに材種には耐チッピング性と耐塑性変形性に優れたAH7025を採用し、安定した溝入れや突切り加工が実現できます。

『TetraForce-Cut』独自の4コーナ仕様のインサート形状、3点支持による強固なクランプシステムはそのまま踏襲し、各々の切れ刃を長くすることで、最大溝深さ10.0mmを可能にしています。

溝幅は1.5mm~4.0mmを設定。チップブレーカには、すでに高い評価をいただいているTCL形を採用したことで、幅広い被削材の溝入れ加工において、スムーズな切りくず排出を実現します。

ホルダには未使用コーナを保護する形状のインサートポケットを設置し、確実にすべてのコーナをご使用いただけます。また、内部給油が可能なCHPタイプホルダも設定しており、高圧クーラント供給との組合せにより、確実な切りくず処理と排出性、寿命延長に極めて優れた効果を示します。

■『TetraForce-Cut』の特長

  1. 高い経済性と信頼性
    • 『TetraForce-Cut』はユニークな形状の4コーナ仕様インサートを採用し、独自の3点クランプシステムによりインサートを強固に固定し、優れた刃先位置精度を実現します。また、溝入れ加工だけでなくねじ切り加工も同一ホルダでご利用いただける利便性の高さも備えています。
  2. 内部給油仕様もラインナップ
    • 内部給油仕様なら、切削油が届きにくい深い溝入れ加工でも切削点に直接供給できます。切りくず排出性を向上させ、くずつまりを抑制し、安定した加工を実現できます。

■主な形番、標準価格

TCL38-200-020 AH7025 4,380円(税込み4,818円)
TCL38-300-020 AH7025 4,510円(税込み4,961円)
STCR2525-38 18,400円(税込み20,240円)
STCR2525-38-CHP 28,200円(税込み31,020円)

計インサート:4アイテム、ホルダ:8アイテム