耐摩耗性を強化した鋳鉄加工用新CVD材種T505を追加

あらゆる加工に対応するシリーズへと進化

株式会社タンガロイ(社長:木下聡、本社:福島県いわき市好間工業団地11-1)は、鋳鉄旋削加工用新CVD材種T505を開発し、2021年3月15日より全国で発売を開始します。

製品情報

No. 539-J 

■特長

従来のT515材種は、耐摩耗性と耐欠損性のバランスに優れ、鋳鉄の連続から断続加工まで幅広く対応できる極めて汎用性の高いCVD材種として好評をいただいています。

このT515材種を補完し、さらに高い耐摩耗性で鋳鉄の高速、連続加工時に優れた寿命性能を発揮するT505材種を新たに開発しました。

T505材種は、従来材種の1.5倍、タンガロイのCVD材種史上最も厚い20μm以上のコーティング膜を採用しました。最外層に「高硬度外層膜」を適用することで、圧倒的な耐摩耗性を獲得しています。

さらに、進化した被膜強靭化処理(New Premiumtec)によって、超厚膜でありながら靭性も確保しており、断続加工にも対応できる汎用性も備えています。

また新たに専用超硬母材を開発。従来の1.6倍もの熱伝導率を持ち、高速加工時に発生する切削熱を効果的に拡散させることができます。これによって切れ刃の温度上昇が抑制され、摩耗の進行、欠損の発生等が大幅に低減されます。

この最新T505材種とT515材種の二つの高性能CVD材種によって、連続から断続、高速加工まで、鋳鉄の幅広い旋削加工において、高い生産性を実現します。

■主な形番、標準価格

CNMG120408 T505 940円(税込み1,034円)
VNMG160408 T505 1,430円(税込み1,573円)
CCMT09T304-CM T505 1,070円(税込み1,177円)

計75アイテム