株式会社タンガロイ(社長:木下聡、本社:福島県いわき市好間工業団地11-1)は、高能率・高精度直角肩加工用カッタ『TungForce-Rec』(タングフォース・レック)シリーズのうち、12、および18サイズで北米市場向けインチ仕様のカッタボディラインアップを追加し、2026年9月28日より全国で発売を開始します。

加工課題やマーケットの状況
アメリカ合衆国を中心とする北米大陸市場においても、自動車部品、金型、産業機械、航空機・エネルギー分野等の機械加工現場での部品の小型化、複雑化が進んでおり、工具径2インチ(約ø50.8mm)前後の中径領域で様々なバリエーションの工具が必要とされています。特に長突き出しや複雑形状ワークの加工、不安定なクランプ状況や剛性の低い加工機で使用する場合に工具びびりや加工面品位の低下が起こりやすく、そのような問題点に対応できる工具が求められています。
製品概要
『TungForce-Rec』シリーズは、ユニークな形状の2コーナ仕様インサートを採用した高能率・高精度直角肩加工用カッタです。インサートは04、06、12、18の4サイズを設定。最大切込み4~16.5mmの領域をカバーし、工具径ø6mm~ø160mmのカッタボディとの組み合わせで幅広い加工形態に対応します。すべてのインサートサイズにおいて、独自のV字底面形状を採用することで加工中のインサートの挙動を安定させ、同時に高いインサートクランプ剛性を実現。工具径ø10mm前後の小径領域でも安定した高能率加工を実現し、直角肩加工だけでなく溝加工やポケット加工など、幅広い用途で優れた加工精度と生産性を発揮します。今回12、18サイズについて北米市場向けインチ仕様のカッタボディでインサート数を減らしたバリエーションを追加。これによって不安定な加工状況におけるビビリの抑制、加工面品位の向上が期待されます。
製品の特長と便益
特長1:高剛性クランプと多様なツーリング展開で幅広い直角肩加工に対応
- 06、12、18の3つのインチ仕様インサートサイズで、最大切込み4~16.5mmの領域をカバー。
- インサートは独自のV字底面形状でボディにねじ1本で強固にクランプされ、高い切れ刃剛性を実現。
- カッタボディには、柄付きタイプ、ボアタイプに加え、モジュラーヘッドを設定。モジュラーヘッドはTungFlexホルダシリーズとの組み合わせで、加工形態に合わせた最適な突出し長さのツーリングを提供。
特長2:12、18サイズでカッタボディのバリエーションを追加
– 12 サイズ:
ボアタイプカッタTPAV12シリーズ、工具径ø2インチ(ø50.8mm)タイプに8枚刃仕様を追加。既存の5枚刃、12枚刃タイプの中間に位置する工具で、高能率加工と耐ビビリ性のバランスに優れた仕様となっています。
– 18 サイズ:
ボアタイプカッタTPAV18シリーズ、工具径ø2インチ(ø50.8mm)タイプに5枚刃仕様を追加。既存の7枚刃タイプよりもインサート数の少ないコースピッチ仕様とすることで、加工時の同時切削刃数を減らし耐ビビリ性を向上させています。さらに工具径ø2.5インチ(ø63.5mm)、8枚刃仕様ボディを新しく設定。より幅広い加工状況に対応します。