耐熱合金用材種AH8000シリーズ工具に 『SDM形チップブレーカ』を拡充

耐熱合金等の難削材の旋削加工用に、境界損傷に強いチップブレーカが登場

株式会社タンガロイ(社長:木下聡、本社:福島県いわき市好間工業団地11-1)は、耐熱合金用PVD材種AH8000シリーズ工具に、耐境界損傷性に優れた『SDM形チップブレーカ』を拡充し、2022年11月28日より全国で発売を開始します。

製品情報

No. 437S1-J 

■概要

AH8000シリーズは、高Al含有の積層膜を採用しさらにコーティング膜の密着性を大幅に向上させたPVDコーティング材種で、耐熱合金等の難削材の旋削加工用として発売以来高い評価をいただいています。シリーズには、第一推奨材種として汎用性に優れ仕上げから中切削まで幅広い加工に対応するAH8015と、抜群の耐摩耗性で高速加工、連続加工で安定した長寿命を実現するAH8005の2材種をラインアップしています。

今回拡充する『SDM形チップブレーカ』は、独自の可変ランド構造と最適なすくい角の組み合わせによって、非常に優れた耐境界損傷性を有します。耐熱合金等の難削材加工においては、その被削材の特性によって著しく境界損傷が発生・進行する場合があり、このSDM形とAH8000シリーズとの組み合わせによって、これらの被削材の加工でも大幅な寿命延長が期待できます。

現在AH8000シリーズ工具には仕上げ用HRF形、仕上げ~中切削用HRM形の二種類をメインチップブレーカとして設定しています。 さらに今回『SDM形』を追加することで、耐熱合金等の難削材の旋削加工においてより幅広い加工形態で安定した長寿命をご提供できるようになり、お客様の加工費低減に大いに貢献いたします。

■主な形番、標準価格

CNMG120408-SDM AH8015 1,020円(税込み1,122円)
DNMG150404-SDM AH8005 1,400円(税込み1,540円)
DNMG150612-SDM AH8015 1,740円(税込み1,914円)

計14アイテム