高送りカッタ『MillQuadFeed』(ミル・クアッド・フィード)09サイズ ボディ、インサート材種拡充
株式会社タンガロイ(社長:木下聡、本社:福島県いわき市好間工業団地11-1)は、高送りカッタ『MillQuadFeed』(ミル・クアッド・フィード)09サイズにモジュラータイプとボアタイプ、ならびにインサート材種を拡充し、2020年8月17日より全国で発売を開始します。
製品情報
■拡充背景と特長
『MillQuadFeed』09サイズの優れた切削性能をより幅広い加工状況でご使用いただけるよう、工具ボディおよびインサート材種を拡充いたします。
- モジュラータイプ
- 従来のシャンクタイプに加え、工具径ø25mmとø32mmのモジュラータイプを追加します。多様な長さのシャンクと組み合わせることで、加工状況に応じた最適な突出し長さでのご使用が可能です。
- ボアタイプ
- 従来のø40mmとø50mmに加え、ø52mmとø63mmを拡充します。また、すべてのボアタイプに、従来品よりも刃数の少ない標準刃数仕様ボディを追加。同時切削刃数が少ないことでびびりにくい標準刃数仕様と、加工能率に優れる多刃仕様の2つのタイプをお選びいただけます。
- インサート材種
- 汎用性の高いAH3135に加え、鋼用AH3225、ステンレス・チタン用AH130、鋳鉄用AH120、高硬度材・インコネル用 AH8015の4材種を拡充します。
■『MillQuadFeed』09サイズの特長
『MillQuadFeed』は、用途に応じてインサートを選択できる次世代高送りカッタです。高い汎用性と驚異的な加工能率で、お客様の生産性向上に貢献します。
- 2種のインサートを共通のボディで使用可能!
- 「汎用ZER形インサート」は、低抵抗かつ大きな切込み量に対応するオールラウンド型インサートです。切込み変動の大きな鋳造品などの加工において、切込み量の増加および加工パス回数の削減により、生産性向上に寄与します。一方「低切込み角UER形インサート」は、汎用ZER形に比べ切込み角を小さく設計しているため、切りくず厚みが薄く、切れ刃への負荷が小さくなります。そのため特に難削材の高送り加工において抜群の寿命性能を発揮します。
- 多刃設計で高能率加工を実現
- 小型インサートの採用により、7枚刃のような多刃化が可能となり、他社同等品に比べ1.2倍以上の加工能率を実現します。
■主な形番、標準価格
モジュラーヘッド
HXSW09M025M12R03 | 37,900円(税込み41,690円) |
HXSW09M032M16R04 | 40,700円(税込み44,770円) |
ボアタイプボディ
TXSW09M052B22.0R05 | 50,200円(税込み55,220円) |
TXSW09M052B22.0R07 | 57,000円(税込み62,700円) |
TXSW09M063B22.0R06 | 61,600円(税込み67,760円) |
TXSW09M063B22.0R08 | 69,900円(税込み76,890円) |
インサート
SWMT0904ZER-MM AH130 | 1,100円(税込み1,210円) |
SWMT0904ZER-MM AH3225 | 1,100円(税込み1,210円) |
SWMT0904ZER-MM AH120 | 1,100円(税込み1,210円) |
SWMT0904ZER-MM AH8015 | 1,100円(税込み1,210円) |