TungJetShrink 新型焼きばめ機をラインナップ

株式会社タンガロイ(社長:木下聡、本社:福島県いわき市好間工業団地11-1)は、焼きばめホルダー用自動加熱・冷却装置『TungJetShrink』を新たに開発し、2025年4月21日より全国で発売を開始します。本製品は、約30秒で加熱から冷却・乾燥までを完了することで作業時間を大幅に短縮し、幅広い工具・ホルダーに対応する柔軟性と簡単操作を実現した新型の焼きばめ機です。

加工課題やマーケットの状況

従来の焼きばめ機では、工具を焼きばめした後の冷却・乾燥に時間がかかり、生産性の向上が課題となっていました。また、操作がすべて手動であることから、作業者のスキルや手間に依存しやすく、自動化へのニーズが高まっています。こうした背景から、加工現場ではより効率的で扱いやすい焼きばめ機が求められており、作業時間の短縮と操作の簡素化が市場全体の大きなテーマとなっています。

製品概要

TungJetShrinkは、切削工具の焼きばめ作業を自動化し、操作性と作業効率を大幅に向上させる新型焼きばめ機です。超硬・ハイスシャンクに対応し、多様なホルダと互換性を持つ汎用性の高いツーリングシステムです。

製品の特長と便益

特長1:自動焼きばめ方式による高効率加工準備

  • 加熱と冷却のプロセスを自動化することで、作業者の手間を大幅に削減
  • わずか30秒で急速冷却および乾燥が完了し、次工程への移行がスムーズ
  • 一貫した加熱・冷却制御により、焼きばめの安定性と再現性が向上

特長2:簡単操作と高いユーザビリティ

  • モニター付きコントロールパネルにより、視覚的に操作手順を確認可能
  • バーコードスキャン機能により、工具情報を自動認識し設定ミスを防止
  • 作業者の熟練度に依存せず、誰でも簡単に正確な焼きばめ作業が可能

特長3:多様なニーズに対応する柔軟なラインナップ

  • 通常サイズのAPタイプと、省スペース対応の卓上サイズBSタイプを用意
  • 把持径ø3~ø32まで幅広く対応し、多様な工具サイズに適応
  • 超硬シャンクおよびHSSシャンクの両方に対応し、工具材質を問わず使用可能
AP_JP_04.2025
BS_JP_04.2025