株式会社タンガロイ(社長:木下聡、本社:福島県いわき市好間工業団地11-1)は、高精度・高剛性な肩削り用刃先交換式工具『TungForce-Rec』に、近年需要が高まるコーナR1インサートを追加し、2025年9月29日より全国で発売を開始します。

加工課題やマーケットの状況
近年、発電設備や金型、自動車、一般機械部品などの分野において、部品のコーナ部に対する設計要求が変化しています。特に、これまで主流だったR0.8やR1.6に加え、R1の指示が急増しており、より柔軟な対応が求められています。これにより、工具側でも高精度かつ安定したR1加工が可能なソリューションへのニーズが高まっており、現場の生産性向上と品質確保が課題となっています。
製品概要
TungForce-Recは、独自のV字底面インサートと高剛性ボディを採用した直角肩削りカッタです。小径領域でも安定した高能率加工を実現し、優れた加工精度と生産性を提供します。

製品の特長と便益
特長1:コーナR1インサートの拡充により加工対応力が向上
・同一工具ボディで複数のRサイズ(R0.4, 0.8, R1, R1.2, R1.6, R2*, R3*)に対応可能
・加工内容に応じて最適なRサイズを選択でき、柔軟な工程設計が可能
・工具交換の手間を削減し、段取り時間の短縮に貢献
*ボディの追加工が必要です
特長2:欠損リスクの低減による信頼性の向上
・R0.8では欠損が発生しやすい加工条件において、R1を選択することで対策が可能
・より大きなコーナRにより切削負荷が分散し、インサートの耐久性が向上
・安定した加工品質を維持し、不良率の低減に寄与