株式会社タンガロイ(社長:木下聡、本社:福島県いわき市好間工業団地11-1)は、高能率・高精度直角肩加工用カッタ『TungForce-Rec』(タングフォース・レック)シリーズ用インサートに、鋳鉄や難削材、高硬度鋼加工で抜群の性能を誇る「AH8015」材種を大幅に拡充し、2026年6月29日より全国で発売を開始します。

加工課題やマーケットの状況
自動車部品、金型、産業機械、航空機・エネルギー分野等の機械加工現場では、部品形状の複雑化とともに材料も多様化し、耐熱合金や焼入れ鋼など切削加工が難しいとされる被削材が増加しています。これらの被削材では切れ刃摩耗の増大やチッピング、欠損等が生じやすく、工具寿命が不安定であったり切削条件が上げられないと言った問題が発生しやすいことから、信頼性が高く安定した寿命を得られる工具の要望が高くなっています。
製品概要
『TungForce-Rec』シリーズは、ユニークな形状の2コーナ仕様インサートを採用した高能率・高精度直角肩加工用カッタで、04、06、12、18の4サイズインサートを設定し、最大切込み 4 ~ 16.5 mmの領域をカバーしています。すべてのインサートサイズにおいて、独自のV字底面形状とボディ構造の組合せにより高いインサートクランプ剛性を実現。また汎用性に優れたMJ形やMM形、アルミ等の非鉄金属に適したAJ形やAM形等のチップブレーカや、種々のインサート材種を設定しており幅広い被削材、加工形態で優れた加工精度と安定した長寿命を発揮します。今回、特に鋳鉄や難削材や高硬度鋼加工に最適なAH8015材種インサートを大幅に拡充します。これによってさらに幅広い機械加工業種、加工形態において高能率加工と安定した長寿命を提供します。

製品の特長と便益
特長1:高剛性クランプと豊富なインサート展開で幅広い直角肩加工に対応
- 04、06、12、18の4つのインサートサイズで、最大切込み 4 ~ 16.5 mmの領域をカバー。
- インサートは独自のV字底面形状でボディにねじ1本で強固にクランプされ、高い切れ刃剛性を実現。
- インサートは汎用タイプから非鉄金属用などチップブレーカと材種の組合せを豊富にラインナップ。コーナRも 0.0 ~ 3.1 mmまで設定し幅広い加工形態に対応可能。
特長2:難削材や高硬度材加工加工用「AH8015」材種インサートを拡充
- AH8015は、高硬度のコーティング被膜と専用超硬母材を採用したPVDコーティング材種。
- アルミ高含有の積層コーティングは、被膜硬度を高めつつ微小亀裂の進行を抑制。さらにコーティング膜と超硬母材の密着性を強化し被膜剥離を抑制することで、切れ刃摩耗の進行、チッピング、欠損の発生を大幅に低減。
- これらの特長によって、加工中の刃先負荷が高い難削材や高硬度鋼、鋳鉄加工においても、高い信頼性と安定した長寿命を実現。
