TetraMini-Cutに非鉄金属加工向け材種DS2005、KS05F拡充

株式会社タンガロイ(社長:木下聡、本社:福島県いわき市好間工業団地11-1)は、高剛性な4コーナ多機能溝入れ工具「TetraMini-Cut」シリーズに、耐溶着性・耐摩耗性に優れる非鉄金属加工用の新材種DS2005とノンコート超硬材種KS05Fを拡充、2026年8月31日より全国で販売展開を開始します。

加工課題やマーケットの状況

非鉄金属加工においては、特にアルミや樹脂などの素材が主流となり、自動車部品製造をはじめ幅広い分野で使用されています。しかし、これらの素材は溶着が起きやすく、加工中に表面の品質低下や寸法の狂いが生じやすいという課題があります。また、切りくずが絡まりやすいため、スムーズな切削や工具寿命の確保が難しく、効率的な加工が求められています。こうした市場のニーズに応え、より優れた耐溶着性と耐摩耗性を備えた材種の開発が急務となっています。

製品概要

TetraMini-Cut は、タンガロイの高性能な溝入れ・多機能工具シリーズです。溝幅0.33~3.18 mm、最大溝深さ3.5mmに対応しており、小型部品から一般旋盤まで幅広くの浅溝加工に最適です。内部給油機構を備えたホルダと低抵抗チップブレーカの採用により、高能率加工と優れた切りくず処理性能を実現します。CBNを含めた材種設定も多く、幅広い被削材の加工に対応します。同一ホルダに、外径溝入れ/突切り、端面溝入れ、ねじ切りのインサートが取付可能です。

製品の特長と便益

特長 1: 非鉄金属加工に特化した材種DS2005とKS05Fの拡充

  • DS2005はDLCコーティング採用により、ノンコート材種と比較して耐溶着性と耐摩耗性に優れ、安定した光沢のある加工面を実現。
  • KS05Fは耐溶着性に優れたノンコート超硬材種で、さまざまな非鉄金属加工で汎用的に使用可能。

これらの材種拡充により、非鉄金属加工における切削条件の幅が広がり、効率的な加工を実現。

特長 2: 高剛性と精度に優れる独自のクランプシステムによる安定加工

  • 3点クランプ構造により、刃先の位置精度が向上し、安定した切削が可能。
  • 未使用コーナを非鉄金属加工特有の不安定な切りくずとの接触による損傷から保護し、4コーナすべての切れ刃を有効活用することで工具寿命を延長。
  • TCP18-F形インサートとの組み合わせでシャープな切れ味と低抵抗を両立し、加工効率と製品品質を高める。

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