株式会社タンガロイ(社長:木下聡、本社:福島県いわき市好間工業団地11-1)は、超硬ソリッドドリル『SolidDrill DSW形』シリーズの内、L/D=16、20、30仕様のロングドリルに新たに22アイテムを追加し2026年3月23日より全国で発売を開始します。深穴加工における高精度・高安定な小径加工の対応力を強化しました。

加工課題やマーケットの状況
自動車部品や、半導体製造装置などの精密部品の分野においては、冷却穴やセンサー穴など、L/D=10を超える小径深穴加工の需要が年々高まっています。これらの工程では、ø3~10mm領域での穴曲がりや切りくず詰まりが発生しやすく、加工精度や生産性の安定確保が大きな課題となっています。特にマシニングセンターや旋盤などの汎用工作機械で深穴加工を行う場合、その影響は顕著です。このような環境下で、高能率かつ高精度を安定して実現できる超硬ソリッドドリルへのニーズが高まっており、幅広いサイズレンジをカバーするラインナップの拡充が市場から強く求められています。
製品概要
DSW形 は、PVDコーティングを施した高性能超硬ソリッドドリルです
優れた耐摩耗性と長寿命を実現し、鋼や鋳鉄など多様な金属材料の高精度穴あけ加工に対応します。
革新的な刃形設計により、安定した切削と高い加工精度を両立。
外部・内部給油型など豊富なバリエーションを揃え、幅広い加工条件に最適なソリューションを提供します。
製品の特長と便益
特長1:高精度・高安定の深穴加工性能
・先端角とダブルマージン設計により、優れた食い付きとガイド性を実現
・穴の真円度・直進性を高め、深穴でも高精度な加工が可能
・加工中の振れやビビりを抑制し、安定した品質を維持
特長2:高能率加工による生産性向上
・ロングHSSドリルやガンドリルに比べ、切削速度・送り速度を大幅に向上
・ペッキングサイクルやステップ加工が不要で、サイクルタイムを短縮
・高能率化により、設備稼働率と生産コストの最適化に貢献
特長3:優れた耐摩耗性と幅広い適用性
・汎用超硬材種「AH725」を採用し、長寿命と安定した切削性能を両立
・MQL(微量潤滑)環境でも安定したチップ排出と寿命を確保
・鋼、ステンレス、鋳鉄など多様な被削材に対応し、幅広い現場ニーズに対応