ダクタイル鋳鉄用「T500Dシリーズ」を新たに追加。 鋳鉄旋削加工用CVD材種をフルラインナップ!

株式会社タンガロイ(社長:木下聡、本社:福島県いわき市好間工業団地11-1)は、鋳鉄旋削加工用CVDコーティング材種群にダクタイル鋳鉄加工用『T500Dシリーズ』を追加し、2026年11月2日より全国で発売を開始します。

加工課題やマーケットの状況

ダクタイル鋳鉄(FCD)およびねずみ鋳鉄(FC)等の鋳鉄材料はカムシャフトやブレーキディスクなどの自動車部品、建設機械のエンジンや油圧バルブ部品等で多く使用されており、その中でもダクタイル鋳鉄は特に強度を求められる部品で多用されています。これらのダクタイル鋳鉄部品の旋削加工用工具においても、高能率加工のための高速加工への対応、複雑形状部品における断続加工の増加に伴う信頼性の向上が強く求められています。これらの要求を満たすために、工具材料には優れた耐摩耗性と耐欠損性の相反する性能が要求されます。

製品概要

新しいダクタイル鋳鉄加工用『T500Dシリーズ』はT505DとT515Dの2種類を設定しており、どちらの材種も耐摩耗性と耐欠損性を高い次元で両立させています。T505Dは特に高速加工での耐摩耗性を重視した材種で、T515Dは耐欠損性を向上させることで断続加工での信頼性を大きく向上させています。ねずみ鋳鉄の加工で抜群の性能を発揮する従来のT500シリーズに、新しい『T500Dシリーズ』を追加することで、鋳鉄加工用CVDコーティング材種のフルラインナップが完成し、幅広い鋳鉄材料の旋削加工において高い信頼性と圧倒的な長寿命を実現しています。

製品の特長と便益

特長1:ダクタイル鋳鉄の加工で抜群の性能を発揮する『T500Dシリーズ』
– 従来比1.4倍の微細柱状アルミナ層により、優れた耐溶着性・耐チッピング性を実現。
– 連続柱状TiCN層を含む総コーティング膜厚を従来比1.3倍に増加させたことで、優れた耐逃げ面摩耗性を実現。
– 従来比2倍の厚膜高密着結合層により、アルミナ層とTiCN層の強固な密着性を確保。
– 独自の表面処理PremiumTecにより工具表面を平滑化することで溶着を大幅に抑制。
– 先進のコーティング技術により、耐摩耗性と耐欠損性を高い次元で両立。

特長2:T505DとT515Dの2種類で、幅広い加工形態に対応
– T505D:ダクタイル鋳鉄の高速旋削加工で優れた耐摩耗性を発揮。
– T515D:ダクタイル鋳鉄加工の第一推奨材種。耐摩耗性と耐欠損性を高次元で両立し、幅広いダクタイル鋳鉄加工に対応。

特長3:T500D、T500シリーズで鋳鉄加工用材種のフルラインナップ
– 従来のT500シリーズ(T505、T515)についても、アイテムを大幅に拡充。
– T500シリーズに新しく『T500Dシリーズ』を加えることで、ねずみ鋳鉄、ダクタイル鋳鉄をはじめとする幅広い鋳鉄材料の旋削加工において、連続~断続加工、仕上げ~中・重切削まで、加工用途に応じて最適な材種を選択可能。

切削性能

インサート CNMG120408
切削速度 Vc = 200 m/min
送り f = 0.3 mm/rev
切込み ap = 1.5 mm
加工形態 断続加工
切削油 湿式

T505D は、優れた耐摩耗性により、ダクタイル鋳鉄加工で1.4 倍以上の長寿命を実現!

インサート CNMG120408
切削速度 Vc = 150 m/min
送り f = 0.35 mm/rev
切込み ap = 1.5 mm
加工形態 断続加工
切削油 湿式

T515D は、ダクタイル鋳鉄加工で優れた耐欠損性を発揮!

成功事例

工具寿命の向上

T505D は Vc = 300 m/min の高速加工で優れた耐摩耗性を発揮し、他社品比2.5 倍の工具寿命を実現。

産業 自動車
加工部品 自動車部品
ISOコード K - 鋳鉄鋳鉄
被削材 FCD400
工作機械 CNC旋盤
加工分類 旋削
加工形態 外径・端面旋削
製品名 T500Dシリーズ
TSR No. 5693T

工具寿命の向上

T515D は仕上げ加工で安定した加工性能を発揮し、他社品比2 倍の工具寿命を実現。

産業 自動車
加工部品 クラッチ部品
ISOコード K - 鋳鉄 鋳鉄
被削材 FCD400
工作機械 CNC旋盤
加工分類 旋削
加工形態 端面旋削
製品名 T500Dシリーズ
TSR No. 5694T

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