株式会社タンガロイ(社長:木下聡、本社:福島県いわき市好間工業団地11-1)は、PVD材種AH8015の適用をミーリング工具4シリーズ(DoForceTri、MillQuadFeed、TungTriShred、DuQuadMill)へ拡充し、2026年1月5日より全国で発売を開始します。

加工課題やマーケットの状況
自動車、建設機械、航空宇宙、金型など幅広い産業分野において、生産効率の向上とコスト低減への要求はこれまで以上に高まっています。特に、鋳鉄、耐熱合金、焼入れ鋼などの難削材加工では、摩耗による工具交換が頻発し、生産性向上の大きな障害となっています。
こうした市場環境のもと、長寿命かつ安定した加工性能を実現する高耐摩耗工具へのニーズが急速に高まっています。タンガロイはこの課題に応えるため、PVD材種AH8015の適用をミーリング工具4シリーズへ拡充し、難削材加工における高い信頼性とコストパフォーマンスを提供します。
製品概要
DoForce-Tri

用途:直角肩削りや平面加工向けカッタ。
特長:
- 両面6コーナ仕様のインサート採用でコスト低減・生産性向上。
- 肩削り・溝加工など幅広い加工に対応可能。
- 曲線刃形で切削抵抗低減と切りくず排出性を両立。
👉 肩削り加工の能率と経済性を高めたい用途に適した工具。
TungTriShred

用途:肩削り高能率荒加工カッタ。
特長:
- セレクションインサートを使用することで切りくずを分断し、びびりを抑制。
- 同一カッタボディに2種類のインサートを装着可能。
- 長い突出し条件でも安定した高能率荒加工を実現。
👉 びびりを抑え、荒加工の能率を高めたい場面に最適です。
DoQuadMill

用途:壁際・コーナー近傍を含む一般的な平面加工向け正面フライスカッタ。
特長:
- 経済性と近寄り性を重視した8コーナインサートを採用。
- 干渉を避けながら、荒~仕上げの平面加工に対応。
- 低抵抗・低切削力で、不安定なワークでも安定加工。
👉 接近性が求められる平面加工やコーナー加工に適した工具。
MillQuadFeed

用途:高送り加工用のミーリングカッタ。
特長:
- 同一ボディに切込み角の異なる2種類インサートを装着可能。
- 高剛性・低抵抗設計で高能率加工と長寿命を実現。
- 肩削り加工やプランジ加工など幅広い用途に対応。
👉 切込み角を変えることで、用途に合わせた高送り加工を実現する汎用カッタ。
製品の特長と便益
特長1:高硬度PVDコーティングによる優れた耐摩耗性
- Al高含有のPVDコーティングにより、硬質で緻密な皮膜を形成。
- 長時間の切削でも摩耗の進行を抑制し、安定した加工精度を維持。
- 鋳鉄、耐熱合金、焼入れ鋼などの難削材加工で、特に長寿命化に貢献。
特長2:幅広い加工条件への対応
- 既存材種を補完する形でAH8015をラインアップに追加。
- 被削材や加工条件に応じた最適な材種選定が可能。
- 高能率加工から高精度仕上げまで、幅広いニーズをカバー。
特長3:生産性とコスト効率の向上
- 工具寿命の延長により、工具交換頻度を低減。
- 安定した加工品質により、不良率低減や段取り時間短縮に貢献。
- 結果として、生産コストの低減を実現。
