株式会社タンガロイ(社長:木下聡、本社:福島県いわき市好間工業団地11-1)は、高能率ミーリング用工具『SlotMill series TecTangientialSlot』および『TecMill』に、鋼・ステンレス鋼加工に適した高信頼性材種AH3225と、難削材加工で優れた耐摩耗性を発揮するAH8015を追加し、2026年1月5日より全国で発売を開始します。

加工課題やマーケットの状況
自動車、産業機械、建設機械、造船など幅広い産業分野において、製品の高精度化と短納期化の流れが加速しています。これに伴い、生産性の向上と工具コスト低減の重要性がこれまで以上に高まっています。特に、多様な被削材を扱う加工現場では、過酷な切削条件や工具寿命のばらつきといった課題が顕在化しています。
こうした課題に対し、汎用性と高い信頼性を両立したAH3225は、鋼・ステンレス鋼を中心とした安定加工を実現し、幅広い用途をカバーします。一方、鋳鉄、耐熱合金、焼入れ鋼などの難削材加工においては、優れた耐摩耗性を備えたAH8015のラインアップ拡充により、生産性の向上と工具コスト低減へのさらなる貢献が期待されます。
製品概要
SlotMillシリーズ – TecTangiential slot

用途:優れた切りくず処理性により、安定した溝加工および正面/裏面加工を可能にする刃先交換式溝加工カッタシリーズ。
特長:
- 優れた切りくず処理性により、溝加工の安定化と深溝加工に対応。
- 強固な刃先で信頼性の高い加工を実現する、経済的なサイドカッタ設計。
- 多刃カッタにより高能率加工を実現。
👉 深溝加工をはじめとする溝加工において、生産性と加工安定性を高める汎用性に優れた溝加工ソリューション。
TecMill

用途:中・大型機での重切削荒加工に最適化した直角肩削りカッタ。
特長:
- 高剛性の縦インサート構造により、優れた刃先強度と安定した加工性能を実現。
- 大きなコア厚により、重切削の肩削り加工および荒正面加工で高い安定性を確保。
- すくい角を大きくした4コーナインサートにより、切削抵抗を低減。
👉 中・大型マシニングセンタでの重切削や荒肩削り加工を、安定して行いたい用途に最適な工具。
製品の特長と便益
特長:AH3225 材種特性
・マルチレイヤナノテクノロジーによるPVDコーティングと高靭性超硬母材の組み合わせにより、耐摩耗性と耐欠損性を高次元で両立。鋼・ステンレス鋼加工で長寿命かつ安定した性能を発揮します。
・耐欠損性を確保しつつ耐摩耗性をバランス良く最適化し、幅広いミーリング加工で高い切削速度・送り条件でも安定した切削性能を実現します。
・摩耗の進行を抑制して工具交換頻度を低減し、長時間の連続加工でも安定した加工面品位の維持に貢献します。
特長:AH8015 材種特性
・極めて硬質なPVDコーティングと高靭性超硬母材を組み合わせ、高硬度・高耐摩耗性に加え、過酷な条件下でも欠けに強い材種です。
・鋳鉄や耐熱合金などの難削材を想定した設計で、高温・高負荷条件でも優れた耐熱性により工具寿命を維持します。
・切りくず処理性と加工安定性を向上し、荒加工や重切削を含む幅広い切削条件で安定した性能を発揮します。

