平面加工用カッタ『DoPent』ø200mm~ø315mmの工具径と3種のインサート材種を拡充
株式会社タンガロイ(社長:木下聡、本社:福島県いわき市好間工業団地11-1)は、平面加工用カッタ『DoPent』(ドゥー・ペント)に大径工具と新材種を追加し、2020年9月14日より全国で発売を開始します。
製品情報
■拡充背景と特長
汎用性の高い平面加工用カッタとしてご好評をいただいている『DoPent』に、大径工具とインサート材種の拡充を行います。
これまでの工具径ø32mm~ø160mmに加え、新たにø200mm、ø250mm、ø315mmの大径カッタを追加したことで、大型部品加工への対応が可能になりました。
またインサートに、AH3225、AH8015、NS740の3材種を追加。これにより、対応する被削材の幅を広げるだけでなく、仕上げ加工など用途に応じた選択が可能となります。
追加インサート材種
鋼加工向け耐摩耗性と密着性に優れたPVDコーティングの採用で、鋼加工で安定した長寿命を発揮します。
材種 | 用途 | 特長 |
---|---|---|
AH3225 | 鋼加工向け | 耐摩耗性と密着性に優れたPVDコーティングの採用で、鋼加工で安定した長寿命を発揮します。 |
AH8015 | 高硬度材加工向け | 高Al積層被膜は硬度が高く、耐摩耗性、耐溶着性および耐チッピング性が向上しており、高硬度材加工に最適です。 |
NS740 | 鋼仕上げ加工向け | 耐溶着性に優れたサーメット材種。鋼の仕上げ加工で光沢のある高い品位の加工面を実現します。 |
今回の拡充により、一般機械加工、金型、プレート、自動車、船舶、建機、重電重工などの分野での一層の活用が期待できます。
■『DoPent』の特長
平面加工用カッタ『DoPent』は、あらゆる被削材において高能率切削を実現する超汎用カッタです。
- 10コーナ使用インサートで経済的
インサートは五角形両面仕様で10コーナ使用できます。また勝手なしインサートは、左勝手カッタにも利用できるため、両頭加工機など機械や加工工程を選ばずご利用いただけます。 - 大きなすくい角で低抵抗
大きなすくい角を備えた高剛性インサートは、他社品に比べ切削抵抗(合成値)を30%、背分力を50%も低減します。またSS-FiTの採用で高剛性化と多刃化を両立したボディとの組み合わせで、さらなる高能率加工も可能です。
■主な形番、標準価格
カッタボディ
TEN09R200M47.6-10 | 178,000円(税込み195,800円) |
TEN09R315M47.6-14 | 295,500円(税込み325,050円 |
インサート
PNMU0905GNEN-MJ AH3225 | 1,520円(税込み1,672円) |
PNCU0905GNEN-MJ AH3225 | 1,890円(税込み2,079円) |
PNMU0905GNEN-MJ NS740 | 1,170円(税込み1,287円) |