鋭い切れ刃で、優れた加工面品位を実現
株式会社タンガロイ(社長:木下聡、本社:福島県いわき市好間工業団地11-1)は、穴あけ加工、肩削り加工から掘込み加工まで幅広く対応する中心刃付き多機能カッタ『DoMultiRec』に非鉄金属加工用「AM形」インサートを追加し、2024年8月26日より全国で発売を開始します。
■製品の特長
- 『DoMultiRec』(ドゥー・マルチ・レック)は、穴あけから肩削り、掘込み加工まで幅広く対応できる中心刃付き多機能カッタ。
- 1種類のインサートで、中心刃、外周刃の両方に対応。インサートには中心刃用切れ刃2か所、外周刃用切れ刃2か所を設置。インサート1個あたり合計4コーナが使用できて、非常に経済的。
- インサートの配置を最適化することで正面切れ刃がほぼフラットになり、穴あけ加工時の底面の平坦度が高い。
- インサートには専用設計で切れ味と刃先強度を両立させたMM形チップブレーカを搭載。多機能加工でも優れた切りくず処理性と長寿命を発揮。
- 工具径:ø16~ø26mmを設定。シャンク径+1mmの工具径もラインアップすることで、壁際加工でも干渉無し。
- シャンクタイプと、モジュラーヘッドをラインアップ。
■拡充品のポイント
- アルミ加工用「AM形」インサートを追加。
- 外周研削+すくい面鏡面仕上げ仕様でシャープな切れ刃を実現。同時に加工時の刃先への溶着を抑え、光沢のある高品位な加工面を可能にしている。
- 大きなすくい角で、切削抵抗と低減。アルミ加工用専用設計のチップブレーカでドリル加工時の切りくず流れを制御し、切りくず排出性を向上。
- 切れ刃構成は、既存のMM形と同じで、ドリル加工時も穴底はフラット。
- 耐摩耗性と耐欠損性のバランスに優れた中粒の超硬合金「KS05F」を採用。切込みの大きなエンドミル加工でも抜群の信頼性を発揮。
■おすすめのユースケース
- 多品種少量のアルミ部品加工下において、一本で様々な加工ができる多機能工具を探しており、ボルトの座繰り加工による底面がフラットな切れ刃形状が必要な場合。
- 比較的大型のアルミ部品において、工具径ø20~ø32mm内における高価なソリッドエンドミルではなく、刃先交換式の多機能工具を使用したい場合。
■主な形番、標準価格
LXGU060202PFR-AM KS05F | 1,640円(税込み1,804円) |
LXGU120402PFR-AM KS05F | 2,500円(税込み2,750円) |
LXGU160504PFR-AM KS05F | 2,990円(税込み3,289円) |
計6アイテム