焼入れ鋼の高送り仕上げ加工で良好な切りくず処理を実現
株式会社タンガロイ（社長：木下聡、本社：福島県いわき市好間工業団地11-1）は、焼入れ鋼旋削加工用チップブレーカ付きCBNインサートシリーズに新しく『HS形』ブレーカを設定し、2022年5月16日より販売を開始いたします。
製品情報
HS形チップブレーカの特長
従来のCBNインサートのチップブレーカは、送りが0.25mm/revを超えると切りくず処理が困難になっていました。新しい『HS形』チップブレーカは、最新技術によって、CBN部分に曲線的なブレーカ形状を成形しています。これによって、最も汎用的な切込み0.15～0.4mmの範囲で回転あたり0.3mm程度の高送り加工でも、抜群の切りくず処理性能を発揮します。さらに切れ味を維持しつつ突発的な欠損を抑える刃先仕様としていますので、幅広い加工条件域で優れた寿命性能を実現しています。
コーテッドCBN材種『BXA10』『BXA20』の特長
新しい『HS形』チップブレーカ付きインサートには、コーテッドCBN材種『BXA10』『BXA20』を採用しています。
『BXA10』は、高い耐摩耗性で特に焼入れ鋼の連続から弱断続加工において圧倒的な信頼性と長寿命を実現します。一方『BXA20』は、低速から中切削速度領域の連続から断続加工までをカバーし汎用性に優れたCBN材種です。
■主な形番、標準価格
DoTripleMill
| 2QP-CNGG120408-HS BXA10 | 6,700円 （税込み 7,370円） |
| 2QP-CNGM120412WL-HS BXA20 | 8,040円 （税込み 8,844円） |
| 4QS-DNGG150404-HS BXA10 | 13,000円（税込み14,300円） |
| 6QS-TNGG160408-HS BXA20 | 16,700円（税込み18,370円） |
計84アイテム
