高剛性なセルフクランプ機構で、深溝加工でも驚異的な信頼性と安定性を発揮
株式会社タンガロイ（社長：木下聡、本社：福島県いわき市好間工業団地11-1）は、安定性の高い深溝・突切り加工用工具『AddForceCut（アド・フォース・カット）』を、2021年9月22日より全国で発売を開始します。
製品情報
■『AddForceCut』の特長
『AddForceCut』は1コーナ仕様のインサートと、高剛性セルフクランプ機構により、深溝や突切り加工に対し優れた切りくず排出性を可能にする最新の溝入れ工具シリーズです。
2コーナ仕様のインサートは、インサート長さによって最大溝深さや、突切り径が制限されます。これに対し、『AddForceCut』は1コーナ仕様のインサートを採用しているため、最大突切り径ø120mmの加工が可能です。
形状を最適化したインサートポケットは、上側一か所、下側二か所の3点クランプによってインサートを確実に保持し、高いクランプ剛性を確保します。また下側に設けたストッパー部分で溝加工時の切削抵抗（送り分力）を確実に受止め、インサートの動きを抑制させます。
また、インサート上側のクランプ形状は、インサートのすくい面形状から連続した形に設計する事で切りくずの流れが非常にスムーズになり、チップブレーカ性能との相乗効果で、深溝加工でも安定した切りくず排出を実現します。
インサートは2～5mmの溝幅に対応し、QGMとQGSの2種類のチップブレーカを設定しています。QGM形は、幅広い被削材で安定した切りくず処理性を発揮する汎用タイプ。一方QGS形は切れ味の良い低抵抗形で、ステンレス鋼などの溝入れ加工で威力を発揮します。
また、ホルダは、汎用性の高い一体型、深溝・突切り加工が可能なブレードタイプの他、防振機構を備えた深穴加工用工具『BoreMeister』シャンクに装着できる内径溝加工用ヘッドも設定しています。さらに、高剛性ホルダ機構により圧倒的な高能率加工を可能とした『TungFeed-Blade』もラインアップしています。しかも、『AddForceCut』用の『TungFeed-Blade』は最大加工径ø120mmまで対応します。インサートは全てのホルダの種類に対応可能です。
このように、『AddForceCut』はクランプ剛性の高いホルダと高性能インサートを組合せることで、深溝や突切り加工において安定した高能率加工を実現します。
■主な形番、標準価格
| QGM2-020 AH7025 | 1,330円（税込み1,463円） |
| QGS5-030 AH7025 | 1,670円（税込み1,837円） |
| QSER2525-3T33 | 17,100円（税込み18,810円） |
| QSP32-3D | 17,900円（税込み19,690円） |
| QSG120-5T | 23,100円（税込み25,410円） |
計34アイテム
