Fine-BeamJet – 優れた生産性と性能を実現する革新的な新型BTA ヘッド

株式会社タンガロイ(社長:木下聡、本社:福島県いわき市好間工業団地11-1)は、深穴加工用BTAシステムに新しいコンセプトの刃先交換式ドリルヘッド『Fine-BeamJet』(ファイン・ビーム・ジェット)シリーズを開発し、2026年11月2日より全国で発売いたします。

加工課題やマーケットの状況

BTAシステムは、自動車のドライブシャフトや熱交換器部品等の深穴加工で多く使用されています。BTAによる深穴加工ではクーラントの供給状態が非常に重要で、切りくずの生成、排出だけでなく、切れ刃やガイドパッドの摩耗、工具本体の損耗にも大きく影響します。従来のBTAドリルヘッドでは、コネクターやプレッシャーヘッドを通じて供給されたクーラントが工具と加工壁の隙間を通って切れ刃周辺に到達するので、工具形状の影響を大きく受けることになります。 特にø30 mm前後の工具では加工時に発生する熱量も大きく、クーラント穴を設置する場合もその場所と大きさが限られており、クーラントの流路確保と工具剛性の両立は大きな課題でした。

製品概要

新しい刃先交換式Fine-BeamJetシリーズヘッドは、ボディを積層造形で成形しています。従来の工具では、油穴はガンドリルを使用して円形の穴をまっすぐにあけることしかできませんでした。一方、積層造形を使用する場合は、異形穴や曲線流路等を自由に設計することができ、その結果クーラント穴の位置、形状を最適化し、工具の剛性を落とすことなく最大のクーラント流量を発生させることが可能となりました。Fine-BeamJetシリーズは工具径ø25 ~ ø33 mmで、STS(Single Tube System)、DTS(Double Tube System)どちらの給油方式にも対応する製品群を設定しています。

製品の特長と便益

特長1:積層造形技術を活用し、クーラント流路を最適化したボディ
– 積層造でボディ成形を行うことで、異形穴や曲線流路の適用が可能となり、最適化されたクーラント流路構造により、クーラントの供給量を大幅に増加します。
– クーラント供給量が増え切りくず生成、排出がよりスムーズになることで、加工中の切りくず詰まりを抑制します。
– 同時に加工安定性が向上し、切れ刃、ガイドパッドの損傷の抑制、工具寿命の延長が期待できます。

特長2:ボディの高硬度化による耐久性向上
– 従来よりもボディの硬度を高めることで変形を抑制します。
– ボディの長寿命化と、加工穴精度の向上が期待できます。

成功事例

工具寿命の向上

Fine-BeamJet は、従来品比1.25 倍の工具寿命を実現。

産業 一般機械部品
加工部品 ビレット
ISOコード M - ステンレス鋼 ステンレス鋼
被削材 二相ステンレス鋼
工作機械 BTA
加工分類 穴あけ
加工形態 深穴加工
製品名 Fine-BeamJet
TSR No. 5695D

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