株式会社タンガロイ(社長:木下聡、本社:福島県いわき市好間工業団地11-1)は、ヘッド交換式ドリル『DrillMeister 』DMNヘッド用のDLCコーティング材種「DS2025」を新たに追加し、非鉄金属加工向けラインアップを強化、2026年10月13日より全国で展開を開始します。これにより、軽量化や半導体部品加工の高速・高能率対応に貢献します。

加工課題やマーケットの状況
半導体製造装置や電気電子部品、自動車部品をはじめとして、アルミニウム合金や銅合金といった非鉄金属加工の需要が増加してきています。これら材料は、加工中に発生する刃先溶着や、切りくず排出が難しいことが課題となっています。またドリル工具においては、高価なソリッド工具に頼らない、先端交換式工具の需要が高まっており、それら要件を満たす製品の開発が求められています。
製品概要
DrillMeisterは先端部を交換可能な、ヘッド交換式ドリルです。常に新品の刃先で安定加工が可能となるだけでなく、多彩な径、加工深さに対応するため豊富なアイテムラインナップを設定しています。
このたび、非鉄金属材料に対応可能なDLCコーティング材種「DS2025」を新たに設定し、さらなる高能率かつ長寿命な加工を実現します。

製品の特長と便益
特長1:優れた耐溶着性能と長寿命を実現するDLCコーティング「DS2025」
・DS2025は耐欠損性と耐摩耗性のバランスに優れたDLCコーティング材種
・非鉄金属加工時の刃先溶着を大幅に抑制し、長期間にわたって安定した切れ味を提供
・特にアルミニウム合金や銅合金など、溶着が発生しやすい材料の加工において、長寿命と安定加工に寄与
特長2:優れた切りくず処理性能による加工安定性の向上
・刃先での切削時における摩擦を低減し、安定した切りくず形状を実現することで、切りくず排出性の改善に貢献。
・刃先部にはシャープエッジ仕様を採用し、切れ味に優れ、加工負荷や切削熱を抑制。
・これら特徴により、切りくず詰りや工具折損のリスクを低減し、安定加工を実現。
特長3:既存のTIDボディをそのまま使用可能
・既存のTIDボディに追加工などを行わず装着可能
・ドリルヘッドの交換だけで、非鉄金属加工にスムーズに移行可能
切削性能
■ 延性の高い非鉄金属材料でも、短い切りくずを生成し、抜群の排出性

アルミニウム合金(A5052)
| ドリル | ø14 mm, L/D = 5 |
| ドリルヘッド | DMN140 |
| 材種 | DS2025 |
| 切削速度 | Vc = 300 m/min |
| 送り | f = 0.25 mm/rev |
| 穴深さ | H = 30 mm |
| 切削油 | 湿式 |

無酸素銅(C1020)
| ドリル | ø14 mm, L/D = 5 |
| ドリルヘッド | DMN140 |
| 材種 | DS2025 |
| 切削速度 | Vc = 200 m/min |
| 送り | f = 0.15 mm/rev |
| 穴深さ | H = 30 mm |
| 切削油 | 湿式 |
■ DLCコーティングが刃先溶着を抑制、初期の切れ味を長時間キープ

| ドリル | ø10 mm, L/D = 3 |
| ドリルヘッド | DMN100 DS2025 |
| 被削材 | アルミ二ウムダイカスト用合金 ADC12 |
| 切削速度 | Vc = 200 m/min |
| 送り | f = 0.3 mm/rev(貫通) |
| 穴深さ | H = 30 mm |
| 切削油 | 湿式 |
| 加工時間 | 15 min |
成功事例
工具寿命の向上
アルミ加工専用ヘッドにより、優れた切りくず排出性を達成。従来のハイスドリルから3 倍の加工能率を達成。
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産業
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一般機械部品 | |
| 加工部品 | 電子部品 | |
| ISOコード | ||
| 被削材 | A5052 | |
| 工作機械 | 縦型マシニングセンタ | |
| 加工分類 | 穴あけ | |
| 加工形態 | 穴あけ | |
| 製品名 | DrillMeister | |
| TSR No. | 5686H |

