DS2000series – JS & JP形チップブレーカなど小型部品加工にも対応したアイテムを大幅拡充

株式会社タンガロイ(社長:木下聡、本社:福島県いわき市好間工業団地11-1)は、アルミ合金等の非鉄金属加工用DLCコーティング材種『DS2000シリーズ』に、第一推奨の「AL形」チップブレーカに加え精密加工や小型部品加工で優れた切りくず処理性を発揮する「JS形」、「JP形」チップブレーカ付きインサートと、ねじ加工用インサートを含むラインアップを大幅に拡充し、2026年6月1日より全国で発売を開始します。

加工課題やマーケットの状況

アルミ合金や銅合金などの非鉄金属製の小型・精密部品加工分野では、製品の高精度化・高品質化が一層進んでいます。バルブやコネクター、ポンプ部品、半導体製造装置部品などの小径ワークを自動盤や小型NC旋盤で加工するユーザーは、常に安定した切りくず処理と高品位な仕上がりを求めています。しかし実際の現場では、非鉄金属特有の長くつながる切りくずやワークへの巻付き、構成刃先や溶着による面粗さ悪化といった課題が多く見られます。また、ノンコート超硬や従来のDLC材種では切れ刃寿命や安定性に限界があり、高速加工や量産加工に対応しきれないケースもあります。こうした背景から、小型部品加工に最適化されたチップブレーカやインサート材種へのニーズが高まっています。

製品概要

DS2000シリーズは、タンガロイ独自のDLCコーティングを採用した非鉄金属加工用材種です。DS2000シリーズは優れた耐溶着性により構成刃先の発生を抑制し、さらに高い被膜密着性によりコーティング層の剥離を大幅に低減します。また、高硬度かつ耐熱性に優れたコーティング被膜が刃先摩耗の進行を抑え、工具の長寿命化を実現します。その結果、DS2000シリーズはアルミ合金をはじめとする多様な非鉄金属加工において、安定した加工性能を発揮します。

製品の特長と便益

特長1:高精度加工を支えるJS形、JP形チップブレーカ
– G級3次元ブレーカ設計により、切りくずの流れを最適化し、安定した切りくず分断を実現
– 独自の突起形状が小切込み・低送り条件下でも優れた切りくず処理を発揮
– 仕上げから精密仕上げまで、小型部品加工における高品位な加工面を安定して確保

特長2:非鉄金属加工用第一推奨AL形チップブレーカ
– 大きなすくい角とシャープな切れ刃によって低抵抗化を実現
– 深いインクリネーション刃形とブレーカ設計による優れた切りくず処理性
– 鏡面仕上げのすくい面とDLCコーティングの組合せによる優れた耐溶着性で高い加工面品位を実現

特長3:高精度ねじ加工を実現するさらい刃付きインサート
– ISOメートルねじ対応のさらい刃付き設計で、ねじ山の仕上げ精度を向上
– 溶着を抑制し、ねじ面の光沢と寸法安定性を確保
– 安定した寿命特性により、連続生産ラインでも高い信頼性を発揮

成功事例

安定した工具寿命

DS2005は、ノンコートインサートに対して、安定した工具寿命と優れた加工面品位を実現します。

産業 半導体
加工部品 半導体製造装置部品
Material ISOコード N - Stainless steel 非鉄金属
被削材 ADC12
工作機械 CNC旋盤
加工分類 旋削
加工形態 端面旋削
製品名 DS2000
TSR No. 5597T