株式会社タンガロイ(社長:木下聡、本社:福島県いわき市好間工業団地11-1)は、多方向旋削加工用工具『AddMultiTurn』シリーズに、低抵抗型チップブレーカおよび内径加工用ホルダを新たに追加し2026年4月13日より全国で発売を開始します。これによって、外径から内径加工までの幅広い加工形態での高能率加工を実現するラインアップとなります。

加工課題やマーケットの状況
自動車部品や一般産業機械部品の加工分野では、生産性向上と安定加工の両立が求められています。特に中~大型ワークの外径や内径旋削加工では、高送りによる高能率加工の採用が進む一方で、高い切削抵抗によるびびりの増大や加工面品位の低下が課題となっています。また、被削材や加工形状によって、内径加工における切りくず排出性が低下し生産性に影響するケースも少なくありません。
製品概要
AddMultiTurnは、新発想のインサート形状により1本の工具で外径加工、端面加工、倣い加工及び高送り後挽き加工等、あらゆる方向への加工に対応する旋削加工用工具シリーズです。高剛性クランプ機構により多方向旋削加工や高送り加工においても、高い安定性を実現しています。さらに内部給油機構を備えた角シャンクホルダ、PSCホルダでは、刃先へクーラントを確実に供給でき切りくず処理性や加工面品位の向上、切れ刃摩耗の抑制に効果を発揮します。

製品の特長
特長1:低抵抗型チップブレーカの追加
– 新開発の低抵抗タイプTLM形、TLF形チップブレーカにより、切削抵抗を20%以上低減
– びびりの発生を抑え、高送り条件でも安定した加工を実現
– ラインナップの拡大によって、幅広い加工形態の高能率化を実現
– 低抵抗により、被削材への負荷を軽減し、工具寿命を延長
特長2:ステンレス鋼加工における第一推奨材種としてAH6225を追加
– 耐摩耗性と耐欠損性のバランスに優れ、高い汎用性を発揮
– AH6225材種の追加によって、より幅広い被削材での安定した長寿命を実現
特長3:丸シャンクタイプの内径加工用ホルダを追加
– 内部給油機構を備え、外部給油式の4倍の効率でクーラントを供給
– 優れた切りくず排出性で、加工中のトラブルを低減
– L/D=3までの内径加工に対応し、外径加工と同等の高能率加工を実現
切削性能
成功事例
工具寿命の向上
新しいAddMultiTurn TLMチップブレーカにより、ステンレス鋼の高送り後挽き加工で加工時間を67%短縮し、さらに工具寿命2倍を達成した。
| 業種 | 一般機械 |
| 加工部品 | ビレット |
| ISOコード | |
| 被削材 | SUS316L |
| 工作機械 | CNC旋盤 |
| 加工分類 | 旋削 |
| 加工方法 | 外径加工 |
| 製品名 | AddMultiTurn |
| TSR No. | 35571 |

工具寿命の向上
新しいAddMultiTurn内径ホルダにより、内径荒加工の高送り後挽き加工において工具寿命2倍、加工時間57%短縮を達成。
| 業種 | 一般機械 |
| 加工部品 | リング |
| ISOコード | |
| 被削材 | SCr420 |
| 工作機械 | CNC旋盤 |
| 加工分類 | 旋削 |
| 加工方法 | 内径加工 |
| 製品名 | AddMultiTurn |
| TSR No. | 35431 |




