株式会社タンガロイ(社長:木下聡、本社:福島県いわき市好間工業団地11-1)は、アルミ・非鉄金属加工向けフライスカッタ用インサート『DS2000シリーズ』を拡充し、2026年1月5日より全国で発売を開始します。優れた耐溶着性と高硬度DLCコーティングにより、高品位な仕上げ面と長寿命化を実現し、軽量化ニーズに応える高精度加工で生産性とコスト低減に貢献します。

加工課題やマーケットの状況
近年、自動車、航空宇宙、半導体、ロボット、建材など幅広い産業分野で、軽量化と高効率化の流れが加速しています。その中でも、軽量でありながら高い強度を持つアルミニウム合金や非鉄金属の採用が急速に拡大しており、これら材料に対する高精度かつ高能率な加工ニーズが一層高まっています。
しかし、アルミニウムは切削時に凝着や構成刃先の発生、バリの発生などの課題が生じやすく、安定した工具寿命や加工面品位を維持することが難しいのが現状です。市場では、こうした課題を解決しつつ、生産性と品質の両立を実現できる加工ソリューションが強く求められています。
製品概要
ISOインサート

用途:
非鉄金属のISO旋削(例:外径旋削)向けDLCコーティング材種。
特長:
- 優れた耐構成刃先(BUE)/耐凝着性により、光沢のある高品位な仕上げ面を実現。
- 高硬度・高耐熱性により摩耗の進行を抑制し、安定した長寿命に貢献。
- コーティングの密着性が高く、信頼性の高い安定加工を実現。
- 非鉄用ブレーカラインアップ:AL(ポジ)/28(ネガ)により、切りくず処理性を向上し切りくず絡みを低減。
👉 非鉄金属旋削において、特に凝着/構成刃先が問題となる条件で、安定した加工面品位と工具寿命の延長を実現したい場合に最適です。
TungThread

用途:
非鉄金属のねじ切り(外径/内径)向けDLCコーティング材種。
特長:
- すくい面・逃げ面での凝着/構成刃先を大幅に低減し、摩耗進行を抑えつつ高品位なねじ面を実現。
- 研削仕上げの高精度インサートにより、安定したねじ品質を確保。
- 60°/55°の部分山で外径・内径ねじに対応。ISOメートル(M)、UN、W、Gねじに適用可能。
👉 非鉄金属で、凝着による面粗さ悪化や急速摩耗を抑えつつ、安定したねじ品質を得たい場合に最適です。
TungForce-Rec

用途:
安定した高能率加工を実現する90°直角肩削りカッタ。
特長:
- 独自のV字底面インサートとクランプ機構により安定した切削を実現。
- 高剛性ボディ設計と確実なインサートクランプにより、インサートの動きを抑制。
- 小径領域でも安定した性能を発揮する設計。
👉 工程安定性を重視しつつ、信頼性の高い高能率な直角肩削り加工を行いたい場合に最適です。
Tung-Tri

用途:
経済性とびびり安定性を重視した直角肩削りカッタ。
特長:
- 大きなすくい角を持つ3コーナインサートで、切削抵抗を低減し切りくず生成性を向上。
- 最適化したインサート逃げ面と不等ピッチ設計によりびびりを抑制。
- 大きなすくい角/傾斜角により、刃先強度を維持しながら軽快な切削を実現。
👉 切れ味が良く、コストパフォーマンスに優れた安定した肩削り加工を行いたい場合に最適です。
TungAluMill

用途:
アルミニウムおよび非鉄金属向けの高速肩削りカッタ。
特長:
- 独自のV字底面による確実なクランプで、高速加工でも安定したインサート保持を実現。
- アルミ加工に最適化した刃形により、良好な切れ味を発揮。
- ポケット加工/溝加工、ヘリカル加工など幅広い加工に対応。
👉 適用範囲が広く、アルミ/非鉄の高速ミーリングを安定して行いたい場合に最適です。
DoMultiRec

用途:
中心刃付き多機能ミーリングカッタ。
特長:
- 中心刃を持ち、穴あけを含む多機能加工を1本で対応。
- 1枚のインサートにセンタ刃と外周刃を一体化。
- 両面インサートにより4コーナ使用可能。
👉 工具交換回数を減らし、1本で多用途に対応して段取りを効率化したい場合に最適です。
TFE / EFE (TungMill / TFE12, EFE12)

用途:
加工面品位と精度を重視した高精度正面フライス加工用カッタ。
特長:
- 軽量なカッタボディ設計により高精度加工に対応。
- ポケット調整機構により、加工面精度をさらに向上。
👉 加工面品位の管理が重要な場面で、高精度な正面フライス加工に最適です。
DoPent

用途:
優れた加工面品位を実現する高速正面フライス(全被削材対応)。
特長:
- 両面10コーナの五角形インサートで高い経済性を実現。
- 低切削力コンセプトにより安定した切削を実現。
- 切削抵抗/ラジアル力を抑制し、薄物・低剛性ワークに特に有効。
👉 1刃当たりコスト低減と、安定した高速正面加工+良好な仕上げ面を両立したい場合に最適です。
TungMill

用途:
鋼・鋳鉄向けミーリングソリューション(正面/肩削り)。
特長:
- シミュレーション設計により、剛性を維持しながら低切削負荷の軽量カッタを実現。
- TPW/EPWタイプは4コーナインサートにより、切れ味と刃先強度をバランス良く両立。
- 45°/90°の切れ刃角により、直角肩削りや治具・障害物周りの正面加工に対応。
👉 鋼・鋳鉄のミーリングで、精度・能率・安定した切削挙動を重視したい用途に最適です。
製品の特長と便益
特長1:優れた耐凝着性により高品位な加工面を実現
- 新開発のDLCコーティングにより、アルミニウムおよび非鉄金属との凝着を大幅に抑制
- 構成刃先の発生を防ぎ、光沢のある高精度な加工面を実現
- 安定した加工面品位により、二次仕上げ工程の削減に貢献
特長2:高硬度・高耐熱性により工具寿命を延長
- DLC皮膜の高硬度により刃先摩耗の進行を抑制
- 高速・高能率加工でも安定した性能を発揮する優れた耐熱性
- 工具交換頻度を低減し、トータルコスト低減に貢献
特長3:幅広い加工用途で安定した性能を発揮
- 高い密着性により、旋削・ねじ切り・ミーリングなど多様な加工で安定した切削性能を実現
- DS2005は高速加工で耐摩耗性を向上し、工具寿命を延長
- DS2015は耐摩耗性と耐欠損性のバランスに優れ、幅広い条件で安定加工を実現

