あらゆる加工に対応するシリーズへと進化
株式会社タンガロイ(社長:木下聡、本社:福島県いわき市好間工業団地11-1)は、ステンレス鋼の旋削加工で極めて高い信頼性を発揮する新PVDコーティング材種『AH6225』を開発し、2021年4月12日より全国で発売を開始します。
製品情報
■特長
ステンレス鋼の旋削加工において、安定した寿命性能と驚異的な信頼性を発揮し、従来材種よりもさらに幅広い加工形態に対応できる汎用性の高いPVDコーティング材種『AH6225』を発売します。
新しい『AH6225』材種には、Ti高含有(チタンリッチ)で耐熱性の高い厚膜PVDコーティング膜を専用に開発しました。このコーティングは特にすくい面のクレータ摩耗の抑制に高い効果があります。また、最外層に新開発のチタン高含有ナノ積層膜を採用。硬度が高く、ち密な微粒組織によって、優れた耐摩耗性を発揮します。
さらに、耐欠損性に優れ、熱伝導率の非常に高い専用超硬母材を組合わせています。これによって切れ刃近傍の切削熱を素早く拡散させ、刃先の温度上昇を抑制することで塑性変形を大きく低減させることが可能となります。
ステンレス鋼の旋削加工では被削材の種類や硬度、加工条件のわずかな変化によって、工具寿命が大きく変化することがあります。『AH6225』材種は、新開発のコーティング膜と専用超硬母材の組合せによって高い信頼性を獲得し、ステンレス鋼の旋削加工において汎用性の高さが最も必要とされる加工領域で、非常に安定した寿命性能を発揮します。
■主な形番、標準価格
CNMG120408-SM | 940円(税込み1,034円) |
VNMG160404-SF | 1,430円(税込み1,573円) |
TCMT16T304-PS | 1,330円(税込み1,463円) |
計183アイテム