株式会社タンガロイ（社長：木下聡、本社：福島県いわき市好間工業団地11-1）は、高能率加工用刃先交換式工具『DoFeedTri（ドゥーフィード・トライ）』に、用途に応じた最適な工具径を選定可能な新ボディを追加し、2025年11月4日より全国で発売を開始します。
加工課題やマーケットの状況
一般機械加工やステンレス鋼の掘り込み加工においては、工具径が大きすぎると、仕上げ代を残す予定の工程でも必要以上に削ってしまうという課題がありました。特に高精度な加工が求められる現場では、過剰な切削による品質低下や後工程への影響が懸念されています。市場では、より柔軟で用途に応じた工具バリエーションの求めが高まっており、ワーク形状や加工内容に合わせて最適な工具径を選べることが重要とされています。
製品概要
高剛性設計と両面6コーナインサートを採用した高送りカッタ「DoFeedTri」は、荒加工やランピング加工に最適。優れた経済性と加工能率を両立し、安定した高効率加工を実現します。
製品の特長と便益
特長1：最適な工具径設定により加工安定性が向上
・加工条件に応じた工具径の選定が可能になり、過剰な切削負荷を回避
・工具径の最適化により、刃先への負担を軽減し、工具寿命が向上
・被削材や加工内容に合わせたボディ選定が可能になり、加工の安定性が向上
特長2：削りすぎのリスクを低減する設計
・呼び径を基準にしたボディ設計により、工具の突出し量を適正に制御
・不要な切削領域への接触を防ぎ、加工面の品質を維持
・切削抵抗の増加を抑え、機械への負荷も軽減
特長3：幅広い加工ニーズに対応可能
・工具径バリエーションの拡充により、様々な加工現場での柔軟な対応が可能
・従来対応できなかった加工条件にも最適な工具選定が可能
