高精度溝入れ・突切り加工用『TetraForceCut』 インサート材種を大幅に拡充

高速高能率加工用材種、強断続や突切り加工用の最新材種と、サーメット材種も追加。

株式会社タンガロイ(社長:木下聡、本社:福島県いわき市好間工業団地11-1)は、高精度溝入れ・突切り加工用『TetraForceCut』のインサートシリーズに最新材種を追加し、2024年8月19日より全国で発売を開始します。

■製品の特長

  • 『TetraForceCut』(テトラ・フォース・カット)は、経済的な4コーナ仕様インサートを採用した高精度溝入れ・突切り加工用工具。
  • 独自の3点クランプシステムにより、高いインサートクランプ剛性と優れた刃先位置精度を実現。
  • 三次元チップブレーカ付きで汎用性に優れたTCS形、切れ味と切れ刃強度を両立し高能率加工が可能なTCM形、シャープは切れ刃で低抵抗化を実現したTCL形の3種類のインサートをラインアップ。

■拡充品のポイント

  • TCS27、TSL27、TCM27既存インサートに耐摩耗性の高いAH8005材種と、耐欠損性に優れたAH6235材種を追加。
  • AH8005は硬度の高いAl高含有の積層被膜と耐摩耗性に優れた専用超硬母材を組み合わせ、驚異的な耐摩耗性を実現。高速加工でも安定した長寿命を可能に。
  • AH6235はTiを多く含有する厚膜コーティングと専用の高靭性超硬母材を組み合わせ、高い信頼性を獲得。断続加工でも安定した寿命性能発揮。
  • さらに、TCG27形インサートを追加。TCG形は大きなすくい角を持ち、抜群の切れ味で切削抵抗を低減。
  • 加工面品位の高い溝加工が可能なサーメット『NS9530』を採用。 NS9530は特殊表面技術によって表面付近の靭性を高め、耐欠損性と耐摩耗性を高い次元で両立させたサーメット材種。
  • 切れ味の良い『TCG形』とサーメットNS9530材種の組み合わせにより、光沢のある高い加工面品位の溝加工が可能。

■おすすめのユースケース

  • 単純な溝入れ加工において、能率を上げても寿命が変わらないインサートを探している場合。
  • 断続部を含む突切り加工において、突発的にインサートが欠損、破損するため、信頼性の高いインサートを必要としている場合。
  • 浅い溝加工において、仕上げ加工面の光沢でインサート寿命を判断、損傷が小さくてもインサートを交換するときがある。インサート寿命を延ばしつつ、安定させたい場合。

■主な形番、標準価格

TCS27-100-010 AH8005 4,190円(税込み4,609円)
TCM27-200-020 AH6235 4,190円(税込み4,609円)
TCL27-300-020 AH8005 4,310円(税込み4,741円)
TCG27-200-020 NS9530 3,220円(税込み3,542円)

計159アイテム

■製品カタログはこちら

No. 416s10-J

■関連製品ページはこちら

TetraForce-Cut(テトラ・フォース・カット)