コーナRサイズの追加で、形状加工、隅R加工への対応範囲を拡大
株式会社タンガロイ(社長:木下聡、本社:福島県いわき市好間工業団地11-1)は、三次元曲面の倣い加工に適したラジアスカッタ『FixRMill』に「10サイズ」、「16サイズ」シリーズを追加し、2024年5月27日より全国で発売を開始します。
■製品の特長
- 『FixRMill』(フィックス・アール・ミル)は、丸駒インサートを使用するラジアスカッタ。
- 金型の意匠面などの三次元曲面の倣い加工等で高い切削性能を発揮。
- 丸駒インサートによる倣い加工時のインサート締付けねじが緩む等の問題を、FixRMillは独自のインサート回転防止機構により解決。
- コーナR RE=6mmの12サイズシリーズは、8回のインデックス(コーナーチェンジ)が可能で非常に経済性の高い「C8タイプ」と、切込みを大きくしても6回のインデックスが可能な「C6タイプ」の2形状を設定。 どちらも同じボディを共用可能。
- チップブレーカには、切れ味と刃先強度を両立した「MM形」を採用、切れ刃にかかる負荷の変動が大きな倣い加工においても高い信頼性を発揮。
- インサート材種には、汎用性の高いAH3135と、特に難削材で優れた寿命性能を誇るAH8015を設定。
■拡充品のポイント
- 今回コーナR RE=5mmの「10サイズ」と、RE=8mmの「16サイズ」シリーズを追加。
- インサート:既存の12サイズと同様にC6タイプとC8タイプを設定、どちらもMM形チップブレーカ搭載。材種:信頼性の高いAH3135と難削材加工に適したAH8015を設定。
- インサート材種には、最新のPVD材種で鋼加工の第一推奨である『AH3225』、驚異的な耐欠損性を誇る『AH3135』、耐熱合金や鋳鉄加工に適した『AH8015』、耐摩耗性に優れたCVD材種『T1215』を設定。
- カッタボディは、ボアタイプ、シャンクタイプに加え、モジュラータイプも設定、工具径はø32mm~ø80mmをカバー。
- RE=5mmとRE=8mmのシリーズを追加することで、小型から比較的大型の部品まで幅広い業種の局面加工への対応が可能。
■おすすめのユースケース
- コーナーR、RE=5mm、RE=8mmの加工を行いたい場合。
■主な形番、標準価格
カッタボディ:14アイテム
TRRQ10M040B16.0R06 | 52,900円(税込み58,190円) |
TRRQ16M080B27.0R07 | 87,200円(税込み95,920円) |
ERRQ10M032C32.0R05 | 34,000円(税込み37,400円) |
HRRQ10M032M16R05 | 34,000円(税込み37,400円) |
インサート:8アイテム
RQMT10T3ENC8-MM AH3135 | 990円(税込み1,089円) |
RQMT1605ENC6-MM AH8015 | 2,040円(税込み2,244円) |
計22アイテム