HIGH-FEED

MILLING

高送り加工
倍速切削実現の原動力

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HOW IT WORKS?

高送り加工のメカニズム

高送り加工を最初に採用したのは金型産業です。高送り加工では、低切込みかつ最大2.0 mm の刃当り送りを組み合わせることにより、被削材の金属除去率が最大になり、その結果、より多くの部品を加工することができます。

高送りによる高能率加工は、薄い切りくずを生成するメカニズムに基づいています。切りくずの厚さは、工具の切込み角で決まりますが、切込み角が90° のカッタでは、刃当り送りを0.2 mm に設定すると、切りくずの厚さは、同じ0.2 mm になり（図1）、薄い切りくずを生成するメカニズムは機能していません。カッタの切込み角が45° の場合、0.28 mm の刃当り送りに対する切りくずの厚みは、0.2 mm であり（図2）、切りくずが薄くなれば、送りを上げることが可能になるため、サイクルタイムを短縮することができます。タンガロイ高送り加工シリーズのDoFeedでは、刃当り送りを0.77 mm まで上げても、生成される切りくずの厚さは0.2 mm なので（図3）、サイクルタイムを半分以下にすることができます。

送り方向に対し切削抵抗が低いこともまた、高送り加工の利点です。工具の切込み角によって、切削抵抗の方向が決まります。90° のカッタでは、切削抵抗は、主軸に対して垂直に作用し、工具に膨大な抵抗をかけます（図1）。45° カッタの場合は、切削抵抗が主軸に対して45° の角度で作用します（図2）。DoFeedの場合、切込み角が鋭角なので、切削抵抗の方向は、主軸に対してほぼ平行であり、主軸への抵抗は少なくなります（図3）。

Fig.1 Fig.2 Fig.3

TOOL SELECTION GUIDE

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★: 最適 ☆: 適 ★: 可		TungForceFeed	DoFeed	MillQuadFeed	DoTwistBall	DoFeedQuad	TungMeister
★: 最適 ☆: 適 ★: 可		Eカタログを見る	Eカタログを見る	Eカタログを見る	Eカタログを見る	Eカタログを見る	Eカタログを見る
工具径		ø8 - ø25	ø16 - ø200	ø25 - ø160	ø20 - ø63	ø50 - ø125	ø10 - ø20
切込み (APMX)		0.5	1 / 1.5	1 / 1.5 / 2 / 2.5	1.3 / 2	2	0.6 - 2.2
切込み角		12º	17º / 15º	7º / 12º / 10º / 14º	20º / 25º	13º	R
使用コーナー数		2	4	4	4	8	1
主軸サイズ	BT30 / SK30 / CAT30
	BT40 / SK40 / CAT40
	BT50 / SK50 / CAT50
加工形態	平面	☆	★	★	☆	☆	★
	肩削り	☆	★	☆	☆		☆
	肩削り（R 付き）	★			★
	溝	☆	★	★	★		★
	溝（R 付き）	★			★
	倣い	☆	☆	☆	☆		★
	彫込み	☆	★	☆	★		☆
	斜め送り	☆	★	☆	★		☆
	突き	★	☆	★	☆		★
	突き出しの長い加工	☆	☆	★	★	☆	☆
	断続面加工	☆	☆	★	☆	☆	★
	薄肉ワークの加工	☆	★	★	★	★	☆